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コウ「…は!?」
メリー「ユキさん、よろしいんですか?」
『勿論!殺人とか僕には無理だし〜?』
にっこり笑いながら頷くと、コウがバッと肩を掴んできた。きゃー、セクハラだぁ〜♪
コウ「お前、何を言っている?今回の狼は…」
『僕だよ。ほら、ね♪』
僕はポケットからカードを取り出しコウに見せた。
狼は2人いる事もあるんだよ。
今後の参考にでもしてくれると嬉しいな!
ウルフ「それでは、この場で仮の狼裁判を行う…」
メリー「皆さん!狼が自白した為、直ちに大部屋にお集まりください!」
メリーの声がスピーカーから大声になって館内に響き渡る。便利だなぁ、この人形…
あ、ユウトを起こさないと。
僕の遺言的なのも言っておきたいし…
『ユウト〜?おーきーてー?』
ゆさゆさとユウトを揺さぶるが、全く起きない。
むむ…こいつはかなり厳しいぞ…
『朝ですよ〜?朝ご飯出来てますよ〜?』
ユウト「うぅ…」
母親になりきってみるが、効果はない。
クッソ…どうすれば良いかな…
『わー、狼が来た〜!逃げないと死んじゃうぞ〜?』
とかなんとか言っても起きてくれない。
こうなったらもう実力行使しか方法がないぞ?
『起きないとゲーム水没させるよー?』
ユウト「…やめろ…馬鹿…」
『馬鹿ぁ!?』
命の恩人的な人に何という口の聞き方…!
全く!礼儀がなってないな!
『今のは聞き捨てならないよ?ねぇねぇねぇ!』
僕はユウトの頬を引っ張る。
うぉう。すべすべもちもち…何これ赤ちゃんかな?
ユウト「んん〜…うるさい…何?」
よっしゃやっと起きたか!寝すぎだよ?
こんなに寝てたら簡単に殺されちゃうぞ?
実際、コウに殺されかけてたんだから…
コウさんコウさん言うのは良いけど、懐き過ぎると痛い目みるからね!あ、用件言わなきゃ…
『えっとね、単刀直入に言うとね?
僕、今から死ぬから遺言とか聞いてくれる?』
ユウト「…は?」
そりゃそうだ。まぁ、急に言われたらそうなるわな。
『僕、今回の狼なんだけど〜、人殺せそうにないから大人しく処刑されようかなぁ〜…と思って…』
ユウト「はぁ!?ど、どう言う事だよ!」
え、何?心配してくれてんの?
優しいじゃん♪そんな事言ってる暇ないんだけど!
『みんな集まっちゃうと僕処刑されちゃうんで…色々説明省いちゃうね?
僕の願いを果たして欲しいんだけどさ〜…


ユウト、僕の分まで生きて!』
僕はユウトに蔓延の笑みを向けた。

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ドルチェ(プロフ) - この作品めちゃめちゃ面白いです!更新お待ちしております!(全力待機 (2021年6月19日 23時) (レス) id: 81dbcfcc44 (このIDを非表示/違反報告)
朱鳥 - 名前?キリトかなーやっぱさん» やったー!ありがとうございます!!まだまだ誤字とか色々あるかもしれませんが、飽きずに読んでいただけると光栄ですっ…! (2020年6月17日 19時) (レス) id: e3d6bbb733 (このIDを非表示/違反報告)
名前?キリトかなーやっぱ - うわっ!!最高です!!! (2020年6月16日 16時) (レス) id: 9559dc4bb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鳥 | 作成日時:2020年6月2日 17時

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