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『……』
コウ「……」
え、何この気まずい沈黙…
と、ともかく…この状況を整理しよう。
僕が見回りしてたら、コウが出てきた。
その手には、眠ってるユウトがいる。
えーっと…という事は…コウ=狼?
…マジかよ!一番面倒臭いタイプの奴じゃん!
『えっと…』
コウ「チッ…大声を出すな…出したら殺す…」
物騒だなぁ!僕別にそんなに攻撃的じゃないじゃん!
殺すって!無抵抗な女の子にそこまでやる!?
『待って待って…話し合おう?一回どっかの部屋入りに行こう?ね?』
コウ「何故俺がお前の言う事を聞かねばならない…」
何でお前はそんなに高圧的なんだよ!
良いじゃん話し合うだけだよ!
『えっとですね…ユウトを殺すのやめません?』
コウ「何故だ…」
何故って訳でもないけど!
殺して欲しくないだけだし!別に良いじゃん!
『あの…話し合いの最中で殺しても良いので…
ちょっと一回話し合いません?』
コウ「チッ……分かった…」
よし、良かった…とりあえず僕は丸腰になろう…
僕はポイッとサバイバルナイフを投げ捨てた。
そして、空いてる部屋に向けて歩き出す。
ようやく空いてる部屋を見つけ、振り返る。
と、光る物が視界をかすめた。
僕はそれが何かを確認するよりも早くしゃがんだ。
空を切り、ナイフが僕の頭の上を通過する。
コウ「チッ…外したか…」
『外したか…じゃないよ!急に何してんの!?』
コウ「途中で殺しても良いと言っただろ?」
『話し合い始まって無いじゃん!
話し合いの最中なら殺しても良いって言ったの!』
何だこいつ!融通が効かない奴だな!
急に切りかかってくるとか、常識がなってないんじゃないかなぁ!?僕じゃなかったら死んでたよ!
『全く…まぁ良いや。死んでないし…』
僕はぶつぶつ文句を言いながらも部屋の中に入った。
僕の心は太平洋より広いからね!
『えっと、まず…ユウトをそこに寝かして?』
コウ「…チッ…」
コウは舌打ちしながらもユウトをソファに寝かした。
よーしよーし、良い感じだぞ…
とりあえず、コウからユウトを離せた…
んで、話し合って、改心させれば上出来だ!


絶対ユウトは殺させないからね!

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ドルチェ(プロフ) - この作品めちゃめちゃ面白いです!更新お待ちしております!(全力待機 (2021年6月19日 23時) (レス) id: 81dbcfcc44 (このIDを非表示/違反報告)
朱鳥 - 名前?キリトかなーやっぱさん» やったー!ありがとうございます!!まだまだ誤字とか色々あるかもしれませんが、飽きずに読んでいただけると光栄ですっ…! (2020年6月17日 19時) (レス) id: e3d6bbb733 (このIDを非表示/違反報告)
名前?キリトかなーやっぱ - うわっ!!最高です!!! (2020年6月16日 16時) (レス) id: 9559dc4bb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鳥 | 作成日時:2020年6月2日 17時

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