検索窓
今日:17 hit、昨日:1 hit、合計:25,295 hit

47 ページ47

『ユキナリ〜!リンタロウ〜!
悪い事はしないから出ておいで〜!』
数分後。僕らはユキナリとリンタロウを見つけようと必死になっていた。
だってあいつら見つけないと話にならないんだもん!
そりゃ必死になりますよ!
つーかあいつら全然いないんだけど!
こんなに大声で叫んでんのに出てこないし!
『ねぇ、どうしようおにーさん!』
ユウト「知らないよ…僕に聞くなよ…」
ユウトよ!こんな時でもゲームですか!?
僕もう怒っちゃうよ?良いのかな?ねぇねぇ!
僕怒ったら怖いんだからね?
タクヤ「ん…?ユウトと…レイカだっけか?」
『あ!はいゆーのタクヤさんだ!』
ふふん☆僕ファンのフリは得意だよ!
何故ならば!女優になれる演技力があるから!
どーだ!すごいであろう!尊敬しろ尊敬しろ☆
『私ファンなんです!握手して貰っても良いですか?
うわぁ…こんな所で会えるなんて感激だなぁ…♪』
タクヤ「あ、ありがとよ…ほ、ほら…」
僕は差し出されたタクヤさんの手をブンブン振り、喜びを表現する。
まぁ全然嬉しくないんだけどね!
だって僕、タクヤさんの事ここで会うまで知らなかったもん!しょうがないよね☆
まぁでも、有名な俳優さんと握手出来た事は自慢できそうだけどね!
『あ!そういえば!ユキナリ君見ませんでした?』
僕は蔓延の笑みを振りまきながらそう聞く。
印象大事!めっちゃ大事!
暗い人には情報あまり教えたくないもんね!
タクヤ「ユキナリ…?見てねぇな…
リンタロウだったら見た気がするが…」
『本当ですか!?どこにいました?』
タクヤ「えーっと、確か…病室…だったっけな?」
病室か…結構遠いなぁ…
というか、何で病室にいるんだ?
…ま、いっか☆時間潰してるだけかもだしね!
『分かりました!行ってきます!』
タクヤ「おう…敵同士だが、お互い頑張ろうな…」
『ありがとうございますっ☆』
どーよ!タクヤさんも僕の演技に騙されまくりよ!
僕、本気で女優目指そうかな?
…嘘だよ、ほんの冗談さ☆
『おにーさん、行こ!』
ユウト「…はぁ…」
僕はユウトの手を引いて病室へと向かう。
リンタロウの居場所と共に、タクヤさんの信頼度もゲットしたんだから上出来だよね!
偉い偉い!僕偉い!
ユウト「変態狐さぁ…」
『ん?なーに?』

ユウト「今言った事…全部嘘でしょ…」
…何故分かった此奴!?

48→←46



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (12 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
32人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

ドルチェ(プロフ) - この作品めちゃめちゃ面白いです!更新お待ちしております!(全力待機 (2021年6月19日 23時) (レス) id: 81dbcfcc44 (このIDを非表示/違反報告)
朱鳥 - 名前?キリトかなーやっぱさん» やったー!ありがとうございます!!まだまだ誤字とか色々あるかもしれませんが、飽きずに読んでいただけると光栄ですっ…! (2020年6月17日 19時) (レス) id: e3d6bbb733 (このIDを非表示/違反報告)
名前?キリトかなーやっぱ - うわっ!!最高です!!! (2020年6月16日 16時) (レス) id: 9559dc4bb6 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:朱鳥 | 作成日時:2020年6月2日 17時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。