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『そう…だったんだ…』
リンタロウ「これが、この狼ゲームの真相だ…」
リンタロウが話してくれた話は確かに筋も通っており、作り話とは思えなかった。
こんな話作れるなら小説家になった方がいいよ…
けど、僕の脳内にはまだ疑問がいくつか残っていた。
『何故、僕を処刑しなかった?何故僕を助けた?』
そのせいで僕は死ぬほど恥ずかしい思いをしたんだ!プライドがズタズタだよ!
リンタロウ「お前は、脱出の条件を果たした…」
『脱出の条件?それってあの…』
僕何かしたっけ?命令違反しただけだけど?
あぁ、あとオサムさんの説得…それぐらいじゃね?
これのどこに脱出の条件が…
リンタロウ「僕達は君達を…試したかったんだ…」
『試したかった?』
どーゆーこっちゃ。全然分かんないんだけど?
僕そんなに頭悪いっけ…
リンタロウ「自分を犠牲にして、他人を助ける事。
それが脱出の条件なんだ…つまり、狼になっても人を殺さなければ、全員が生きて出られたんだよ…」
あー…だから、タケオさんは死んじゃったと…
と言う事は、オサムさんは生きてるんだね!?
良かった…今度連絡してみよう…!
連絡先知らないけど!
『んで、僕は誰も殺さなかったから脱出出来たと…』
リンタロウ「そうだ……なぁ。お前は何故あの時、僕達家族を見捨てた?」
ミサキ「リンタロウ…!?」
見捨てた…まぁ、そう思われてて当然か。
僕は君達兄妹に何も言えないな…
リンタロウ「答えろよ…!お前は救えた筈だろ!?」
止めるミサキの声を遮り、声を荒げるリンタロウ。
…そうだ。僕は救えたんだよね。
思い出してきたよ。あの時の事…
記憶の奥底に封印した、僕の過去を…
『聞きたいなら、教えるよ。
嘘だとか、綺麗事だとか言われるかも知れないけど…怒らないで聞いてね?
僕はあの時…


君達家族を、助けたかったんだよ。』



--------キリトリ線--------
次回!ユキちゃんの過去が明らかになるよ!

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ドルチェ(プロフ) - この作品めちゃめちゃ面白いです!更新お待ちしております!(全力待機 (2021年6月19日 23時) (レス) id: 81dbcfcc44 (このIDを非表示/違反報告)
朱鳥 - 名前?キリトかなーやっぱさん» やったー!ありがとうございます!!まだまだ誤字とか色々あるかもしれませんが、飽きずに読んでいただけると光栄ですっ…! (2020年6月17日 19時) (レス) id: e3d6bbb733 (このIDを非表示/違反報告)
名前?キリトかなーやっぱ - うわっ!!最高です!!! (2020年6月16日 16時) (レス) id: 9559dc4bb6 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:朱鳥 | 作成日時:2020年6月2日 17時

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