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ページ20

※キャラ崩壊かもしれません。注意。


瑠璃亭を出てしばらく歩いたところにある大衆的な雰囲気の居酒屋に入り、適当に注文をする。酒も入り再び酔ってきたところで、先生はまた俺に問いを投げかけてきた。


「で、いつ告白するつもりなんだ?」
「……なんで先生がそんな事気にするのさ」
「なに、面白いからだな」
「おいこら神サマ」
「冗談だ。」
まぁ、もっと飲め。と酒を進められる。


いいわけするならば、最近仕事が忙しい上に、件のことで北国銀行の評判がガタ落ちしていることもあり、疲れていたのだ。これ以上になく。







***







「俺だって早くAをこの手で抱いてピーーーしてピーするくらいピーーーしたい!」



手に持ったジョッキをダンッと力任せにテーブルに戻す。


「ははっ公子殿も年頃の男と言うわけか。瑠璃亭では些か問題視される発言だな。場所を移動してよかった」



そう言って追加の酒とつまみを頼む先生。



「だって!俺のこと怖がっておきながら結局ファデュイに入ってきてさ、もちろん部署は違うから話さないけど、近くにいたら視線を感じるんだよ。そんなの可愛すぎて俺がなんどそっちに話しかけに行こうとしたのを理性で止めたとでも??」


そこまで息継ぎなしに叫んでまた酒を煽る。


「貴殿がそこまでご乱心とは、A嬢はよほどの麗しさと見受けるが」

「なに?いくら鍾離先生でもAのこと狙ったら許さないからね」

「安心しろ。人の想い人を寝取るほど俺は落ちぶれていない」

「は?なに?Aを会っても可愛いって思わないの?先生の目腐ってんじゃない?」

「そんなこと一言も言ってないだろう。この酔っぱらい」


だが、ふむ...と考え込んで少しだけ微笑む先生に首を傾げると、先生は言葉を続ける。





「存外、再会の時は近いかもしれないな。」
「先生は予知能力までもってるの?」
「いや、ただの長く生きてるゆえの勘だ」
「どっちでもいいけど今夜はまだまだ飲み足りないんだ。付き合ってくれるだろ?」
「もちろん。ここまで聞いたからな、公子殿の気が済むまで付き合おう」





そういって手に持った盃を軽く持ち上げて笑う先生に、そうこなくっちゃと追加の酒をそれになみなみと注いだ。

▽→←▽



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設定タグ:原神 , gnsn , タルタリヤ   
作品ジャンル:恋愛
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アイリス(プロフ) - 星空ブリキさん» コメントありがとうございます!!キュンキュンして貰えてとっても嬉しいです! (2022年7月19日 3時) (レス) id: 1ebf608b16 (このIDを非表示/違反報告)
星空ブリキ - 初っ端からキュンとさせられた………\(//∇//)\ (2022年7月13日 6時) (レス) @page7 id: d39a98933d (このIDを非表示/違反報告)
夜浜 - いえいえ、これからも更新頑張ってくれると嬉しいです。(´˘`*) (2022年4月10日 14時) (レス) id: 3a2aa6a0f4 (このIDを非表示/違反報告)
アイリス(プロフ) - 夜浜さん» ありがとうございますー!完全に趣味で妄想しているものを載せているだけなので、解釈違い等あるかもしれませんが、楽しんでくださると嬉しい限りです。 (2022年4月10日 12時) (レス) id: 1ebf608b16 (このIDを非表示/違反報告)
夜浜 - 激甘タルタルも良いですし、夢主ちゃんが可愛すぎますっっ。お話楽しみに見させて頂いてます。 (2022年4月10日 11時) (レス) @page12 id: 3a2aa6a0f4 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:アイリス | 作成日時:2022年4月4日 2時

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