【 sxpx BL 】曲 パ ロ 短 編 集 .

続き ページ41

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「おぉ！！！！やりました！！！」


「うるさ……るぅとどうしたの？」


「お母さん！今日占いで運勢ランキング一位だったんですよ！」


「あ、あぁ……そうなのね」


やった！！


母がドン引きしているのはさておき、僕は満面の笑みでガッツポーズをした


いつもは占いなんて気にしないくせに、今日は気にしちゃってる

　

『僕のワガママ、少しだけ聞いてくれますか？これが最後なので、練習させてください！』


「ふふっ」


昨日、さとみくんに送った文章だ


フラれるのも実るのも、告白しないと始まらない


だから今日、それの切り口を開くのだ


どちらにしろ幼馴染み以上の何かになれる


グッパイ、幼馴染みの僕たち……！！！

　

「るぅと、本当に大丈夫？」


「あっ、はい！大丈夫です！」


色々な考えが顔に出ていたのか、母に真顔で心配されてしまったが、そんなのはどうでもいい


　


軽く香水つけて


薄い色つきリップつけて


髪の毛ピンどめで止めて


「…………よしっ！」


完成！


「今日くらい、意識してもらうんだ」


　
僕はそんな気持ちを胸に秘めながら、鏡の前でニコッと笑顔を作る

　

「じゃあ、いってきます！！」


そして恋愛成就のお守りが揺れるバッグを持つと、家を飛び出した


　
「頑張るぞーーー！！！！」


そう叫んだ僕の声が、近所中に響き渡った。


　


　
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「るぅちゃん……大丈夫？」


「だめです、吐きそう……」


いよいよ放課後、友人の莉犬に支えられながら、教室に向かう

　

「大丈夫だよ、るぅとくん。泣いても笑っても、何もしないよりずっと凄いから。」


「…………莉犬……ありがとう」


僕は彼の優しさに心から感謝し、扉に手をかける

　

「絶対、大丈夫だから。」


そんな囁きが聞こえたものの、敢えて振り返らず教室に足を進めた

　


「……よかった、誰もいない……」


取り合えずそれに安堵し、胸の前に手を置くと、彼が来るのを待つ

　

大丈夫、絶対言える


……たくさん、練習したんだから。

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• 金　運: ★☆☆☆☆
• 恋愛運: ★★★☆☆
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