【 sxpx BL 】曲 パ ロ 短 編 集 .

続き ページ35

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「なぁなぁジェル〜、今日お前ん家行ってもいい？」


「ん、いいで？ゲームするんか！」


「おう、しよしよ」


そして学校帰り、ジェルの家にお邪魔することにした


俺という存在をもっと認識して欲しかった


　

好きの気持ちは増えていく、そして欲望も増えていく


チラリと横を見ると、ジェルは楽しそうに歩いていた


なんでと聞けば、遊ぶのが楽しみなんて、可愛い答えが返ってくる


俺はそんな小さな幸せを噛みしめながら、ジェルの家へと足を進めた



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「……はい、到着やで！鍵開けるからちょっと待ってえな！」


「はーい」


ジェルにそう言われ、大人しく待っていると、ガチャガチャと音が鳴りドアが開いた


「入ってや！」


「ん、ありがと。お邪魔しまーす」


玄関に入った俺は、丁寧に靴を脱いで揃え、中に入る


自分家に帰ったときは適当に脱ぎ捨てるが、ここはジェルの家。俺だって少しくらいかっこよく見られたい


「今日はなんのゲームするんや！」


「なんでもいーよ」


そんな俺のちょっとした気持ちに気づく様子もなく、ジェルは嬉しそうな顔をして沢山のゲームを持ってくる

　


　

君の言葉が好き

　

君の笑顔が大好き
　


君の性格が超好き

　

………もう、わかんないくらい好きなんだ


「……なあ、ジェル。」


「んー？なんやさとちゃ……わっ！？」


「っ、痛いでさとちゃん、まだ寝る時間とちゃうよ？」


押し倒してみても、彼は気持ちに気づかない


大好きすぎて、おかしくなりそう


……いや、もうなってるかもしれない


「ジェル。」


「な、なんや？」


「先っちょだけだからさ、ジェルへの想い、入れさせてよ」


「え？それってどういうこ……んっ」


俺は有無を言わせないように唇にキスを落とした


突然のことで驚いたのか、ジェルは瞳孔を開き俺を真っ直ぐ見つめた


あぁ、その瞳が好き


大好き


「ジェルお願い。今日だけ俺のものになって」


シャツに手を滑り込ませ、小さく笑う


「さとちゃん、？急にどうしたんや……なぁ……さとちゃんっ……！」


事を理解したのか、慌てて抵抗しだすジェルに、俺はもう1度キスを、強めのキスをする


「ジェルが欲しいんだよ」


「……な、なんで……」


「好きだから」


そう、好きだから



もう我慢なんてできない

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