検索窓
今日:2 hit、昨日:0 hit、合計:855 hit

夢想浪漫編 第一幕 ☆ ページ3

その日、鈴香は黒菊邸の書斎にいた。

そして、ある事を調べていた。

そこに、瑠璃がやって来る。

「鈴香様、印刷した資料をお持ち致しました」
「ありがとう。そこに置いておいて。玻璃は?」
「玻璃は警察署に資料をもらいにいきました」
「二人共ありがとうね」

そう言って、鈴香は何十枚もある資料に目を通す。

そこには、いくつもの情報が載っている。

「鈴香様、只今帰りました」
「玻璃、お帰りなさい。どうだった?」
「こちらが、入手した情報です。」

玻璃が資料を手渡した。

「・・・やはり、警察がお蔵入りにしただけあるわ。有力な情報と言えるものは揃ってない・・・」
「申し訳ございません・・・」
「いいの。玻璃は悪くないから。でも・・・」

このままじゃ、事件の真相には辿り着けない・・・。

「瑠璃、玻璃。なんだか心当たりがあるところとかない?」

とにかく、瑠璃と玻璃に助けを求めてみる。

二人はしばらく考えたあと、玻璃が「あっ」と声をあげた。

「どうしたの?」
「お兄様が・・・生前、よく行ってらしたところはどうでしょうか。行きたいと仰っていた場所とか・・・」
「兄上が、行きたいと言っていたところ・・・」

鈴香は少し考えたあと、ハッとした。

「『夢想浪漫』・・・」
「『夢想浪漫』・・・?」
「劇団の名前よ。ほら、兄上は観劇が好きだったでしょ。『いつか一緒に行こう』って話してたの」

鈴香は、書類をまとめながら瑠璃と玻璃に説明する。

そのとき、鈴香がぽつりと呟いた。

「私、行ってみようかな」



黒菊家の末裔・鈴香が調べている事。それは、




殺された兄の事件の真相だった。

第二幕 ☆→←登場人物紹介



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 10.0/10 (2 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
1人がお気に入り
設定タグ:黒菊鈴香 , あぶりサーモン , オリジナル , オリジナル作品
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

あぶりサーモン(プロフ) - みく@企画垢さん» みくさん!いつもありがとうございます!初オリジナル&初合作ですが・・・頑張ります!(^-^) (2017年7月20日 12時) (レス) id: 9081172a3b (このIDを非表示/違反報告)
みく@企画垢(プロフ) - こんにちは!あぶりサーモンさんの大ファンで、ずっと応援してました!新連載、おめでとうございます。合作ということで楽しみです。これからも頑張ってくださいね! (2017年7月19日 19時) (レス) id: e89ce37d74 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:あぶりサーモン x他1人 | 作者ホームページ:http:/  
作成日時:2017年7月19日 19時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。