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家には誰もいない。私と鬱の二人きり。
私は彼を家に上げて、お風呂に案内する。服は、まぁお父さんのでいいや。
「…鬱？」
ut「うぇ！？あ、だ、大丈夫やで。何？」
「お風呂入れたからええよ？」
ut「ありがとう」
鬱はそのまま洗面所に消えていった。私は暖かいお茶でも入れようとやかんに水を入れた。
「…鬱、さっきから様子おかしかったけど、体調でも悪いんかな」
葛湯とかにしたがええんか？
そろそろあがる頃合いにお湯を沸かす。
ut「…A」
「…あ、鬱。今葛湯作ってるけど飲む？」
ut「…うん」
…鬱の雰囲気がなんかいつもと違う気がする。しかもさっき呼び捨てで呼ばれ…
ut「おいしい、暖かいね」
「そう？よかった」
彼の制服を乾燥機に入れて、私も葛湯を持って彼の近くに座る。なんか彼の回りがふわふわしてる気がする。
しかも私の顔を見てニコニコとしている。
「な、何よ」
ut「ん？なぁに？」
な、なんやその声…。
ut「ふふ、かわええなぁ…A…」
「は？」
いきなりの言葉に驚きすぎて私の食べていたスプーンを落とす。
ut「ほんまかわええわぁ、動揺してるん？」
「は？し、してへんし！」
慌ててスプーンを拾う。相変わらず鬱はニコニコとしている。やっぱり変では？
「鬱、もしかして熱ある？」
ut「んー？無いと思うで？」
おでこに手を当てるがやはり熱い。
「鬱、あんた熱あ……る」
彼の顔を見ると頬が赤くて、どこか色気を感じる。
しかも、手を、握られ、てる
ut「A大胆やなぁ。」
「ちょ、鬱、だめだよ」
頭が危険信号を鳴らしている。絶対、これ以上はダメだ。
彼の口が、私の手に触れようとしている。
その時。
美織「ただいまぁ」
「！？」
私は急いで手を放した。
美織「あ、鬱くんも来てたんや。ってか顔色悪すぎん？」
ut「……美織ちゃんやぁ」
鬱は美織に抱きつこうとしたが、避けられていた。
美織「ど、どうしたの鬱くん」
「熱があるみたいなのよ」
鬱くんはそのまま倒れてしまった。
美織「私お父さんに伝えてくる！一緒に帰ってきたからすぐ近くにいるし！」
「頼むわ」
私はとりあえず彼を楽な姿勢にさせて、とりあえず暖かくさせる。
「…きっと、私が美織でも、こんなことするんやろな…」
そう思うと少し辛くなった。
しばらくしてお父さんが来たので急いで病院へ連れていってもらった。まぁ、美織が着いていったからいいやろう。
私は、ひとまず落ち着くことにした。
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ほたて(プロフ) - くれぴとさん» 完結まで読んでくださりありがとうございました！神作と言っていただけてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！(^.^) (1月24日 22時) (
レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - 完結おめでとうございます！考察あっててバリ嬉しいです()神作ありがとうございました！！ (1月24日 20時) (レス) @page23 id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - くれぴとさん» ご指摘ありがとうございます！大山生になってて大草原不可避でした笑 (11月29日 22時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - 11のzmニキのいっちゃん最初のセリフが多分誤字ってると思います！神作品をあざます！！無理なく更新頑張ってくださいね！！ (11月29日 21時) (レス) @page11 id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - くれぴとさん» 先の展開にこれからもご注目ください！果たしてどうなるのでしょうか！？！？ (11月28日 15時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたて | 作成日時：2023年10月29日 12時
