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それからというもの、4人で過ごす事が増えた。
美織も鬱と更に仲良くなってるみたいやし、まぁ、良かった。
それに私も、皆と居ることが楽しい。
ut「美織ちゃん！化学の教科書貸してくれへん？」
美織「しょうがないなぁ！はい！いいよ！」
ut「ありがとう！美織ちゃん優しいわ」
二人が仲良くなるのはいいことの筈。なんやけど、最近。
最近、どうもおかしいのだ。モヤモヤとしてしまう。なんでやろう。
ut「Aちゃん、はよう化学室行こや」
「う、うん」
美織「また後でね！」
美織と別れて鬱と二人教室を目指す。他愛の無い話をしつつ。
…そういえばだが、彼から美織のことを聞かれることも無くなった気がする。きっと本人から聞けるから私に聞かなくてもよくなったのね。
ut「今日も蒸し暑いなぁ」
「梅雨なんて、嫌よな。」
ほんまになぁ。といって少し袖を捲る彼に少し見惚れてしまう。
ut「ん？何？」
「いや、何も」
決して、見惚れてなんか、ない。
ーーー
放課後。パソコン部は今日はお休みらしく、すぐ帰る支度をしていた。
久しぶりにショッピを誘って遊びに行こうかな。
ut「Aちゃん、今日一緒帰らへん？」
「今日は部活無いから、先に帰るわ」
ut「俺もないねん。」
美織ちゃんも今日は部活やし、ショッピは用事あるらしいんよな。と少し悲しそうな顔をしていた。
「それならまぁ、ええけど？」
ut「わーい！んじゃ帰ろ！」
鬱と一緒に玄関ホールまで向かう。すると、先程まで聞こえなかったのにザーザーと音が聞こえてきた。
「雨や」
ut「うわ、まじか俺傘ないで？」
わ、私は傘、あるけど…。
「仕方ないから傘の中入れてあげるわ」
あぁ、またこんな言い方してしまった。
でも彼は笑って、ええの！？と言って私の傘の中に入った。
なんなら大変やからと傘まで持ってくれた。
「…」
ut「…」
沈黙が続く。というか、気付けば私の方に傘が寄っていて、彼の肩が濡れていた。
「鬱、あなた、肩が濡れてるわ」
ut「へ？あぁ、ええねん。気にせんとってや。Aちゃん濡れたら大変やから」
鬱の方を見ると、耳が少しだけ赤かった。もしかしてやっぱり寒いのかも。
ut「…Aちゃん家着いたな。」
「…あのさ、家上がっていかない？」
ut「…………へ」
「雨上がるまで。それに肩やっぱり濡れてるやん。シャワーでも浴びたら？」
ut「そりゃ助かるけど…ええの？」
「？、ええ。もちろん。」
私は鬱を家にあげた。
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ほたて(プロフ) - くれぴとさん» 完結まで読んでくださりありがとうございました！神作と言っていただけてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！(^.^) (1月24日 22時) (
レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - 完結おめでとうございます！考察あっててバリ嬉しいです()神作ありがとうございました！！ (1月24日 20時) (レス) @page23 id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - くれぴとさん» ご指摘ありがとうございます！大山生になってて大草原不可避でした笑 (11月29日 22時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - 11のzmニキのいっちゃん最初のセリフが多分誤字ってると思います！神作品をあざます！！無理なく更新頑張ってくださいね！！ (11月29日 21時) (レス) @page11 id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - くれぴとさん» 先の展開にこれからもご注目ください！果たしてどうなるのでしょうか！？！？ (11月28日 15時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたて | 作成日時：2023年10月29日 12時
