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ショッピは鬱と話しているようで、私に待っての合図をする。会話の内容は聞こえない。
syp「今下駄箱居ますよAと…あ、切れたわ」
「え、な、なに話してたの？」
syp「あぁ、それが」
ut「Aちゃん！！」
大声で私の名前が呼ばれる。後ろを振り向くと鬱が息を切らしながらそこに立っていた。
そして私の顔を見ると、いきなり、私の頬っぺたに両手で触れて顔を合わせられた。
「な、なにすっ」
ut「泣いてたん？目赤いやん」
あぁ、そっか、さっき泣いたから…。心配して来てくれたんや。私は大丈夫やから。と彼の胸を押し、遠ざけようとしたが離れなかった。
syp「ま、俺は帰ります。じゃ」
ut「うん。教えてくれてありがとな」
そのまま帰るショッピの方も向けずただ鬱を待っていると人目も憚らず抱き締められた。
いきなりのことにさすがに声が出る。
ut「Aちゃん…ごめん、こんなことして」
「いや、あの…」
ut「好きやねん」
「…」
今なんて…？
好き？私を？私なんかを？
ut「ごめん。ほんまは今日クリスマスデートに誘って、そこで告白したかったんやけどな。想い溢れてもうたわ」
「クリスマスデート…」
ut「返事また今度でええからさ、とりあえず帰ろか」
鬱はやっと離してくれて、2人並んで歩きだした。お互い無言のままだった。
「鬱」
ut「うん？」
「…クリスマス、どこ行くの」
さっきの話が気になって聞いてみる。すると鬱は顔を赤くした。珍しい反応に私も同じ反応になる。
ut「そやなぁ。イルミネーション行かへん？」
「ええなぁ。楽しみやね」
貴方と一緒に行くのが楽しみ。と言うと彼は、うん。と返事をしてくれた。
ほんま、楽しみやなぁ。
ーーー
クリスマス。私は彼からもらったペンダントを着ける。
美織「お姉ちゃーん、今日デートなんでしょ？」
「な！なんで知って！？」
美織「鬱くんから聞いた！もー二人とも両思いなんやから付き合いなよー」
美織は、髪結ぶから。と私を座らせた。
美織「あのね、鬱くんはずっと前からお姉ちゃんが好きなんだよ。すごいよね」
「え？そうなの？私てっきり…」
美織「ほら、幼稚園一緒じゃん。あんとき結婚の約束してからずーっとお姉ちゃん一筋なんやって」
「それ美織やないの？」
美織「違うよ！お姉ちゃんだよ！」
じゃあ鬱はほんまにずっと私のことを……好き、なんや。
美織「出来た」
美織は私に、素直になってきなと背中を押してくれた。
私も、彼に伝えたい。
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ほたて(プロフ) - くれぴとさん» 完結まで読んでくださりありがとうございました！神作と言っていただけてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！(^.^) (1月24日 22時) (
レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - 完結おめでとうございます！考察あっててバリ嬉しいです()神作ありがとうございました！！ (1月24日 20時) (レス) @page23 id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - くれぴとさん» ご指摘ありがとうございます！大山生になってて大草原不可避でした笑 (11月29日 22時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - 11のzmニキのいっちゃん最初のセリフが多分誤字ってると思います！神作品をあざます！！無理なく更新頑張ってくださいね！！ (11月29日 21時) (レス) @page11 id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - くれぴとさん» 先の展開にこれからもご注目ください！果たしてどうなるのでしょうか！？！？ (11月28日 15時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたて | 作成日時：2023年10月29日 12時
