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「そ、それよりさっ！」
私は気になっていたことを美織に質問する。私は美織の袖を少し引いて耳に近づきひそひそと話す。
「その……ゾムくんと付き合ってるの？」
美織は驚いた顔をしながらもすぐ笑って
頷いた。
美織「私の運命の人なの…ゾムくんって」
て、ことは……。
鬱は……。
「そう、良かったわね」
美織「うん！ありがと！でもでも、お姉ちゃんにも居るでしょ？運命の人」
「私は居ないわよ…」
運命の人、と言われて一瞬鬱が思い浮かんだが、思い浮かんだだけよね。
美織「あのさ、私鬱くんとお姉ちゃんお似合いやと思うわ。」
「お似合いって、付き合ってもないし私別に好きなんかやないし」
大体向こうは私のことを好きじゃないし。とついついぼやいてしまう。すると何故か美織はニヤッと笑った。
美織「そう思ってるのはお姉ちゃんだけかもよ？」
「どういうこと…？」
もっと聞きたくて彼女の言葉を待ったけど、ショッピが帰ってきてそこまで聞くことができなかった。
そう思ってるのは私だけ？鬱は違うってこと？
鬱は、美織のこと好きやない、？
ーーー
私は二人と別れて教室へ戻る。そしてまたパソコンの前に座った。
BGMを適宜変えながらぼーっと考える。
ut「あ、おかえり。もう戻ってきたんやね」
「鬱…」
鬱が何時ものようにふわりと笑って近付いてくる。何時ものように。
なのに、何故か、心臓がうるさい。
ut「美織ちゃん達と、楽しんできた？」
あ、そういえば美織のこと、言わないとだよね…
「そういえば、さ…」
ut「ん？」
い、言わないとだよね。でも、急に怖くなってしまう。
もし、美織のこと伝えたら私からも離れていくんじゃないかって。
どうしよう…。
ut「言いたくないなら無理せんでもええんやで？」
彼は私の手を握ってくれる。いつもなら、振り払うはずなのに。今回は暖かくて、安心する。私は彼の手を握り返した。
「あの、さ。美織、彼氏できたらしくて。」
勇気を振り絞って伝える。でも彼は予想外の反応が返ってきた。
ut「え！そうなん！？良かったやんか、おめでたいなぁ」
彼は笑顔で喜んでいた。その姿にきょとんとする。
「え、鬱って美織のこと好きなんじゃ…？」
ut「…？あぁ、いや、美織ちゃんは友達として好きやで？俺の好きな人はまた別」
「え、それなら何で私に美織のこと質問したりしたの？」
もう私の頭の中ははてなで一杯だ。
ut「何でやと思う？」
彼の手は段々熱くなっている気がした。
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ほたて(プロフ) - くれぴとさん» 完結まで読んでくださりありがとうございました！神作と言っていただけてとても嬉しいです！これからもよろしくお願いします！(^.^) (1月24日 22時) (
レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - 完結おめでとうございます！考察あっててバリ嬉しいです()神作ありがとうございました！！ (1月24日 20時) (レス) @page23 id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - くれぴとさん» ご指摘ありがとうございます！大山生になってて大草原不可避でした笑 (11月29日 22時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
くれぴと - 11のzmニキのいっちゃん最初のセリフが多分誤字ってると思います！神作品をあざます！！無理なく更新頑張ってくださいね！！ (11月29日 21時) (レス) @page11 id: e2b452ca9a (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - くれぴとさん» 先の展開にこれからもご注目ください！果たしてどうなるのでしょうか！？！？ (11月28日 15時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたて | 作成日時：2023年10月29日 12時
