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私は今、仕事を終わらせうきうきしながら下に降り、思わず柱に隠れた。
なぜなら。
kn「おお!大先生やないか!」
ut「シッマ。え、皆何してるん?」
コネシマと待ち合わせしているところに鬱が居るからだ。
これは、一緒に行く流れになる前に行かなければ。
「お待たせ」
真琴「あ、来た」
kn「遅いぞ〜?」
鬱と目が合う。彼はにこりと微笑んでお疲れ様Aちゃん。と肩をとんとんと叩いた。
それを見てニヤニヤするコネシマ。おい。
kn「あ!せや、今から俺ら飲み行くねん。大先生も来い!」
ut「え、ええの?」
kn「ええやんなぁ!なぁ皆!」
みく「お!いいよ!鬱くんもいこ!」
真琴「あたしも別に」
sha「大先生も来いよ〜」
あ、これは断れないやつ…。
「全然自分も大丈夫」
ut「ありがとう〜!ならいっぱい食べるわ」
…まぁ、大丈夫でしょう。いつも通り気を張っていれば。
絶対に勘違いなんてしないだろう。
ut「楽しみやね。Aちゃん。」
「そやね」
…私のとなりを歩いてくれるのも、絶対優しさでやから。
勘違いするな!私!!
ーーー
kn「おいおい飲んでるかぁ〜!?」
sha「ちょ、おい、コネシマ出来上がり過ぎだってw」
コネシマは飲みすぎだし、みくちゃんも一緒になって飲んでいる。
私はというと。
隣に鬱が座り、手を握られたまま名前を呼ばれている。
「あの、鬱?」
ut「ん?なぁに?Aちゃん」
トロンとしたような、色っぽい目。優しい顔つきで私を見てくる。
お願い。もう私が持たないから離してくれ…
ut「ふふふ、Aちゃんはかわええなぁ」
「あ、りがと…」
真琴!助けてよ!
……ダメだ。真琴はこちらに気づかない。
真琴の隣のシャオロンに目を配る。
シャオロン…助けて…
ut「…Aちゃん、他の男みるとか…よそ見せんといて…」
「ひぁ…」
ut「…んふふかわええ声やね…」
み、耳元で急に声かけないでよ!!
てか絶対酔ってるでしょ!
…その目、やめて。ほんとに…。
真琴「A、顔赤いで?どしたん」
「あ……。何もない。私、お手洗い行ってくる」
私は鬱の手を優しくて引き剥がし、私はトイレに駆け込む。
…違う。勘違いしちゃダメだ。
私なんかを好きになるわけが無いし、私ごときこんな想い抱いちゃダメだ。
どうして…
「顔の赤みが引かないのよ…」
きっと、酔ってるからね。
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作者名:ほたて | 作成日時:2022年12月23日 17時