冷たい幼馴染みが俺のことを好きなわけがない【sha】 (ページ10)

今日:3 hit、昨日:3 hit、合計:17,261 hit

10. ページ10

女子「みかちゃんってまじでシャオロンくんのこと好きだよね」

椎野「まぁね！多分シャオロンくんも私のこと好きだと思う」

女子「えぇまじ！？まぁでもみかちゃんならお似合いだよね」

zm「えぇ～その話もっと聞かせてぇ！」

女子「え！ゾムくんじゃん！」

ゾムが女の子みたいな声を出しながら女の子達に話しかける

その時、椎野さんと目があった。

にこっと笑ってくれたけど…

椎野「ゾムくん、実は私シャオロンくんと仲良しなんだ～！だから応援しに来たの！」

zm「ふーん、そーなんやぁ…なら、俺らも応援するわ！な！A！ロボロ！」

椎野「え…」

「え…」

zm「やって別にええやろ？俺らも仲良しやもん！」

椎野「そ、そうやね…」

一瞬、椎野さんに睨まれた気がした。
ゾムはがんばれよシャオロンー！と応援を始める。
私は、椎野さんが怖くて、なかなか声を出せないでいた。

rbr「A」

「ロボロ？」

rbr「今日は一緒に帰ろうぜ。今から帰るか？」

…本音は、シャオロンと話したい。でも、今は…
椎野さん…気のせいかもだけど、睨まれたのが怖いから。

「うん。」

rbr「ほな帰ろか」

ーーー

なんか女子の声援が聞こえる。
Aやったらええなぁとか思うけど、そちらを伺うと椎野さんが何やら嬉しそうにしていた。

…なんかゾムも居るし

ロボロとAは静かにみているようだった。

Aが見てくれてるならがんばろ！

男子「おーいシャオロン！声援の方ばっかり集中すんな！」

sha「おう！」

ピッチャーがボールを投げる。

………

よし！ツーベースヒットくらいは行ったんちゃうか？

俺は二塁まで走る。

その時…

ロボロが彼女の手を引いて帰る姿が見えた。

……

そっか、Aは俺を見に来た訳じゃないんやな。

まぁ、しゃーないか、最近優しくしてくれるから、勘違いしてたけど、冷たかったもんな。

もう、期待すんのは、やめよう。

ーーー

家に帰る途中、コネシマに声をかけられた。

kn「今日はなんか女子の声多かったな」

sha「それな」

kn「Aも居ったな。お前のこと見に来たんちゃうか？」

sha「でも、Aは俺のこと嫌いやで？」

コネシマは、はぁ？と驚いていた。
何も驚くことは無いのに。最近は優しいけど前は冷たかったんよ？

でも、俺は好きやったのに。

kn「それはないで？あいつはお前のことばっかりやんか」

sha「もうええから。ほんま。はよ帰ろうぜ。」

kn「…おう」

コネシマはそれ以上話さなかった。