冷たい幼馴染みが俺のことを好きなわけがない【sha】 (ページ4)

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sha「なんか手伝おうか？」

「あ、ならそのお皿を持っていってほしい」

sha「りょーかい！」

近くにはサラダが盛られたお皿があり、それを運ぶ。
Aは器用やなぁ。てかなに作ってんねやろ

ちらっと彼女の手元を見ると、どうやらカレーらしい。
しかもハンバーグもある。ということは、ハンバーグカレー、ってこと！？

「…シャオロン？」

sha「あ、ごめん！見すぎたな…いや、美味しそうやなぁと思って！」

「…もうすぐ終わるから席着いてて」

フイッと顔を反らされて彼女は火を止める。とりあえず席着くかぁ

sha「てかお前もなんか手伝わんかい」

ut「えっ、いや！あの、女の子と連絡取っててなぁ～？」

sha「どーせ浮気がバレたとかそんなんやん」

ut「ちゃうで！？恋愛相談やから！！ほら、俺は浮気するような奴や無いやろ？な？シャオちゃん」

いややってるやろ…。3組のえりのちゃんが大声で言うてたで。

「お待たせ」

ut「お！ハンバーグカレーやん！お兄ちゃんの好きなハンバーグ入れてくれるなんてお兄ちゃん嬉しい！」

「はい、シャオロンの分ね」

sha「ありがとー」

いただきます！と言い、一口食べる。うん、美味しい！
俺カレーが一番好きやし、もしかして覚えてくれてたんかな…

ut「てかシャオロン、お前何処で寝る？」

sha「え、んー椅子で借りてええ？」

ut「それか、俺の部屋で一緒に寝ちゃう？」

sha「それは一番ない」

何が悲しくて大きい男二人で寝るのか。
それやったら、Aとがええに決まっとる！

「え」

ut「やだシャオちゃん男前」

あ、これもしかして声に出てました？

sha「え、あ！ちゃうで！？その、何と言うか、大先生とは嫌やなって！やから！」

「大丈夫。わかってるよ。」

ご馳走さま。とお茶を一気飲みして彼女は立ち上がり、お風呂そうじをしてくる。と浴室へと消えていった。

ut「…シャオロン、俺の妹かわええやろ？」

sha「…かわええよ」

さっき間違えて俺の飲みかけのお茶を一気飲みするくらい動揺してるとか、可愛すぎるわ。

ーーー

「…」

これで冷静にできる訳無いやん。
あの後、お風呂が沸いたので、一番に入らせてもらい、一息つく。

「私とが良いって…本心なのかな…」

まぁ、100%間違いなんだろうけど。
シャオと、一緒に寝たい、気持ちはある。昔みたいに。

「…よし！」

勇気を出して誘ってみようか

ちょっとお気に入りのパジャマを来てリビングに戻ると、鬱とシャオはゲームで盛り上がっていた。