冷たい幼馴染みが俺のことを好きなわけがない【sha】 (ページ13)

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海に行く日。何故かお兄ちゃんも着いていくらしく、私は兄と家を出た。

ut「あ、シャオちゃんやシャオちゃぁん！」

sha「うげ、大先生…」

バス停でシャオロンと会う。

「お、おはよう。シャオロン…」

sha「おはよう」

シャオロンはにこりと笑ってくれた。
…シャオロンに話して、呆れられやしないだろうか。

「シャオロン…あのさ、話したいことがあって…後で、ええかな。」

sha「もちろんええよ。当たり前やん」

良かった。…頑張って話をしよう。
私の想いも。

ーーー

男子「おおぉ！皆めっちゃかわいいー！」

男子「れ、レベル高ぇ」

女子「ちょっと！何してんのよ！遊び行こう！」

男子も女子も一斉に海に走る。あ、お兄ちゃん転けてもうた。コネシマくんと結実が大爆笑してる。

rbr「何や、元気そうで良かったわ」

「ロボロ」

レジャーシートに座る私のとなりにロボロが来てくれた。

rbr「今日、かわええやん。水着」

「え、あ、ありがとう」

黄色の水着、シャオロンもかわいいって思ってくれるかな…

シャオロンはまた椎野さんに連れられてどこかに行ってしまった。

rbr「あのさ…もし何かあったら……俺が」

sha「何かあったら俺が守るからロボロはええで」

「シャオロン？」

いつの間に後ろに居たのか、少し怒ったようなシャオロンが立っていた。

rbr「そ、か。そやな。お前なら安心やな。」

ロボロはそのまま立って何処かへ行ってしまった。空いてしまった私の隣にシャオロンが座る。シャオロンは私にパーカーをかけてくれた。

sha「A…」

「…シャオロン？」

sha「ちょっと向こうで話そうか。」

ーーー

sha「まず聞きたいんやけど、Aはロボロが好きなん？」

「え！？そ、それは違うよ…ロボロは友達としてしか思ってない。」

そういうと、シャオは、そか。と、笑った。

sha「なら、まだ諦めんでも大丈夫ってことやんな。」

頭にはてなが浮かんでいると気にしなくていいと言われた。

sha「それより話、あるんやろ？」

「…そうなんよ。…実は」

「椎野さんとシャオが一緒に居て、仲良くしてるの、見るとどうしても、いやなの…。」

sha「へ」

「その、こないだ椎野さんににらまれたような気がして…気のせいかも知れないけど、前みたいなことがあったら怖くて、シャオから逃げちゃって、ごめんなさい」

sha「A…」

私はまたごめんなさいと頭を下げた。

顔、上げられない。怒ってないかな
その時、頭を撫でられる感覚がした。