4話 ページ4
その後は約1時間くらい、彼女達は訓練をしていた。体力すごいな…
「ありがとうございました。ゾムさん」
「おう！ほんま前に比べたらよう強くなったな！やっぱAは真面目やなぁ」
と言って頭を撫でるゾム。
……おいおい、ちょっと待てや。
……いや、別に俺もようやるし気にすることはない、のか？
「いえ！ゾムさんがとても丁寧に指導してくださっているおかげです。それに真面目だなんて…まだまだです。」
『憧れだったゾムさんに褒められるのは嬉しいなぁ。…もっと強くなってトントンさんを守れるようにしなきゃ』
そんなやりとりを聞いていると、何だか心がモヤモヤする。何故だろうか。
ゾムが彼女のことを撫でているのにもなんだかイラってするし、彼女がゾムのことを褒めてるのもなんか嫌や。
……いかんいかん。考えんのやめよ。とりあえず、部屋戻るか。
ーーー
今日も新しい1日が始まる。そして、彼女は朝から来てくれた。
「おはようございます。書記長様」
「……おはよう」
よくよく考えると、よくこんな早うから起こしに来てくれるけど、彼女は一体何時間寝てるのだろうか。
そして、この後、大先生やショッピチーノの所へ行くのだろうか。
「それではまた後程、仕事内容の確認の為お伺い致します。」
失礼します。と言って部屋を出ていこうとする彼女を引き留める。
「え！？書記長様！？」
彼女の手は小さくて冷たい。よくよく顔を見ると、少し隈が出来ている。
「……A」
「はい。」
「今から俺、食堂行ってくるからその間ここで寝なさい。」
『！？！、！？！？』
いや、自分もすごい提案はしてるよな。いやでも、このままにしていたらきっと彼女は休まない。彼女の上司として、休ませるべきだと判断した。そういうことや。
「いえ、申し訳ないですから…。」
「チーノとか大先生は俺が起こしとくし」
「で、ですが…」
「A、そんな寝てへんのやろ？さすがに心配やねん。ここで寝とってくれんか？」
「……承知致しました」
『わ、私なんかがトントンさんのベッドで寝ても良いのかしら…。というか、疲れが見えていたのかしら…部下としてあるまじき事だわ。気を付けないと。』
いや、そんな思わんでもええのに。
「Aはいつも頑張ってるで。たまには休んでほしいだけやからな。」
「お心遣い、ありがとうございます。書記長様」
「トントン」
「？」
「トントンって呼んでや？」
「……えっ」
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ボクくん - ほたてさん»ありがとうございます！理解しました！物語の続きがより一層楽しみです！頑張ってください！ (2022年8月16日 8時) (
レス) id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - ボクくんさん» こちらの作品を読んでいただき、ありがとうございます。分かりにくい表現になってしまい、申し訳ありません。α国の(敵の)者が、tnさんの部下の中に居る。えらいこっちゃということになります。このスパイを指しています。このような解答で大丈夫でしょうか？すみません (2022年8月15日 23時) (レス) @page8 id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
ボクくん - 初めて拝見しましたが、素晴らしかったです！あと、私はバカなので8話の『俺の部下』って誰のことを指しているんでしょうか？長文申し訳なきです (2022年8月15日 17時) (レス) @page8 id: 07186dcafa (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - 徹夜のシロツメクサさん» ありがとうございます。褒めていただけてとても嬉しいです。お心遣い、ありがとうございます。楽しんでいただけるよう、頑張ります。 (2022年8月7日 22時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
徹夜のシロツメクサ - ﾝｷﾞｬｧｧｧｧｧ最高すぎるんじゃあ(白目)作者様神ってる…！生まれてきてくれてありがとう！無理しない程度に頑張ってください！ (2022年8月7日 20時) (レス) id: 9362d20e8c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたて | 作成日時：2022年8月2日 10時
