どーせ好きじゃないんでしょ【syp】 ページ32
「ショッピ！桜まつりしてるって！行こ！」
「めんどい」
「あーはいはい…」
いつもそう。幼馴染みの彼、ショッピは結局私からの誘いは断る。
ただ、例外があって
「みーちゃんも来てって言っ…」
「行こうA」
やっぱりな。もう慣れた。
彼はみーちゃんという、私たちの近所に住む小学生の女の子が好きだ。
そう、彼はロリコン。小さい女の子しか眼中にないらしい。高校になった今、さらに拍車をかけている気がする。
彼はさっと身支度を整えて玄関の外に出る。全く、なんというか。
私の事なんか、どうせ好きじゃないんでしょ。
ーーー
「あ！しょぴお兄ちゃんAお姉ちゃん！」
「みーちゃん！！」
みーちゃんが彼の所に飛び付く。そして私にも。かわいい。
「お！二人とも来てくれたんやね！」
みーちゃんの家族はいつも出店を出していて、たこ焼きを売ってくれている。
みーちゃんのお兄さんはいつも私達に良くしてくれる、大学生のお兄さんだ。今日もたこ焼きをサービスでくれた。
「秀樹くん、いつもありがとう」
「良いってこと！Aもショッピも、二人で来て仲ええなぁ」
「俺はみーちゃんが居るから…」
「私もしょぴお兄ちゃん大好き！」
あーでたでた、ショッピも嬉しそうな顔しちゃってさ。
「秀樹くん、うちらは別に仲良くは…」
「えー？そんなことないやろ〜」
いや、がちっす。
「ちょっと私友達見つけたから行ってくる。」
「俺はみーちゃんと居る」
「あーはいはい。じゃね」
私は見かけた友達のところへ走った。
まじショッピなんか知らない
ーーー
「…あーあー行っちゃったな」
「…うるさいよ秀兄」
「しょぴお兄ちゃんお顔赤いよ？お熱？」
「かもしれへんなー？」
俺を置いて友達とやらのところにいくA。絶対行かなくてええやん。
「へーAモテるんやなぁ…あの男の子めちゃイケメンちゃう？」
目の前にはクラスメートの男子、そして楽しそうに話すA。
何なんあいつ、あの男好きなん？
…まー知ってたけどな。どーせ俺の事なんか好きじゃないんだろ？
「俺は好きなんに」
「それは本人に言いなよ？まじ、後悔する前にな」
「…」
そんなこと、分かってる。
「あ！お姉ちゃんこっち戻ってきたよ！」
「お！おかえり！」
「ただいま秀樹くん、みーちゃん」
俺は彼女のスカートを掴んで、隣に座らせる
「わ、何？」
「たこ焼き、やる」
「あ、ありがと」
いつか言えるといいな…
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ほたて(プロフ) - ピッピ168号さん» お話を読んでいただき、コメントをくださり、ありがとうございます！続き書いてみます…！ (7月1日 20時) (
レス) @page26 id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - あの、サプライズ【ut】の夢主ちゃんの誤解が解けたあとのお話って、書いていただけたりしますか…？ (7月1日 14時) (レス) @page26 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - まるさん» こちらこそ、ご指摘していただいてありがとうございました！作品を読んでいただいてありがとうございます！ (2023年4月21日 19時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ほたてさん» なるほど！？そうだったのですね…。こちらも確認不足で申し訳ないです💦 続編ということで、一旦スルーしていたのですが、該当作品を見た後にまた戻ってきます！ (2023年4月20日 23時) (レス) id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - 烏丸さん» ありがとうございます！読んでいただいてとても嬉しいです！バッドエンド苦手意識がありましたが、褒めていただいて自信がつきました！これからもがんばります！ (2023年4月19日 23時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたて | 作成日時：2022年3月1日 23時
