ピースのショート【syp】 ページ24
「いらっしゃいませー」
バイトをはじめて１ヶ月。やっとレジに慣れてきたものの、急な対応は出来ない。そんな時期。
大学とバイトの両立の難しさにあくせくしている毎日だ。
「すみません、ピースのショートあります？」
「え、と、ピースのショート……」
どうしよう、タバコはまだ銘柄覚えてないよ…。
「あー、えっと154っす」
「すみません。ありがとうございます。」
お客様に気を遣わせてしまったことに少し落ち込みつつ、154のタバコを手に取って持っていく。
「こちらでお間違い無いでしょうか？」
「ん。それ。」
頑張ってレジをこなして、ありがとうございました。と伝える。
するとそのお客さんは微笑んで。
「こちらこそありがとうございます。お疲れ様です。」
と、言ってくれた。
その言葉は、なんだか心が暖かくなる言葉だった。
ーーー
バイトをはじめて半年。少しずつ物事を覚えられるようになった。
ピースのショートのお兄さんも常連さんなのかほぼ毎日来ては、同じタバコを買う。
「いらっしゃいませ。」
「ピースのショートで」
あ、今日も来てくださった。私は迷わずタバコを手に取り、確認をする。
「…覚えてくださったんですね。仕事、慣れましたか？」
「はい！お兄さんのお陰で、頑張れてます！」
実際、あのお疲れ様。のお陰で、今まで頑張ってこれたし、本当に感謝でしかない。
「…そーっすか。良かったです。雛森さん」
「！…いつもありがとうございます！」
なんだか私の名前を呼ばれたことが嬉しくて、るんるんで帰った。
ーーー
バイトをはじめて一年が経つ。もう、色々なことを任されるようになり、なんなら後輩も出来た。
「いらっしゃいませ」
「あ、お疲れ様です」
「お疲れ様です。ショッピさん。」
ショートピースを買うお兄さん。ショッピさん(自分で言ってた)にタバコを渡す。すると、お金と一緒に一つの紙が渡された。
とりあえず清算をして見てみると。
“お話ししたいです。バイト終わりまで待ってます。”
「え！？」
え、話って！？
というかあと少しで上がりだ。な、なんの話をされるのだろう…
もしかして、嫌気がさした、とか？
とりあえず退勤をして外に出るとバイクに乗ったショッピさんが。
「お疲れ様ですAさん」
「お、お疲れ様です。どうされました？」
「俺、頑張ってるAさんに一目惚れしました。」
まさかの告白に戸惑っていたが、でも、私も。
「私も、ショッピさんが好きです。」
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ほたて(プロフ) - ピッピ168号さん» お話を読んでいただき、コメントをくださり、ありがとうございます！続き書いてみます…！ (7月1日 20時) (
レス) @page26 id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - あの、サプライズ【ut】の夢主ちゃんの誤解が解けたあとのお話って、書いていただけたりしますか…？ (7月1日 14時) (レス) @page26 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - まるさん» こちらこそ、ご指摘していただいてありがとうございました！作品を読んでいただいてありがとうございます！ (2023年4月21日 19時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ほたてさん» なるほど！？そうだったのですね…。こちらも確認不足で申し訳ないです💦 続編ということで、一旦スルーしていたのですが、該当作品を見た後にまた戻ってきます！ (2023年4月20日 23時) (レス) id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - 烏丸さん» ありがとうございます！読んでいただいてとても嬉しいです！バッドエンド苦手意識がありましたが、褒めていただいて自信がつきました！これからもがんばります！ (2023年4月19日 23時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたて | 作成日時：2022年3月1日 23時
