なぁなぁ教えて！【em】 ページ14
「なぁなぁ教えて！エミさん！」
「はいはい、どうされましたか？Aさん」
こうやっていつも分からないことがあると私のところに来る彼女。その姿はとても可愛らしくて、いつもこの時間帯は私の中で彼女との特別な時間になっていた。
それは彼女のことを好きになっていく時間にもなっていた。
「エミさんあのね、今日はすごく変なの。」
「変、と言いますと？」
「実は……」
話を聞くととある男子学生がとある女子学生と話しているのを見るとすごくいやな気持ちになるのだそう。
「別にいやなことされたって訳じゃないんだ…ねぇ、なんでこんな気持ちになるんやろ、エミさん、知っとる？」
「それは……」
恋をしてる…てことなのだろう。
でも言いたくない。答えたくない。
「…私にも分かりません。」
「そっかぁ、エミさんでも知らないことあんねんなぁ…」
ごめんなさい。私はあなたに、一つ嘘をついてしまいました。
「でも、そんなに深く考えなくても良いかと思いますよ。すみません、お力になれず。」
「ううん、いつもエミさんに頼ってばっかりだもん。ありがとうね！」
そう言って部屋を出ていってしまった彼女。いつもなら悩んでいる姿も分かったあとに嬉しそうにしている姿も愛おしいのに、今日は悲しい顔をさせてしまった。
「私は…情けないですね……」
ーーー
あれから月日も流れ彼女とも会えなくなってしまっていた。
あの時のことも、徐々に風化していき忘れていってしまっていた。
ただ、あの想いだけは心の片隅にあったまま。
そんな中ゾムさんからの電話がかかってきた。なんと彼女から連絡があって、私に会いたいとのお話だった。
私は二つ返事でOKして、今日は彼女とお会いできる日。
「遅くなってごめんなさい！」
「大丈夫、時間前ですから。」
久しぶりに見た彼女は更にきれいになっていて、私の心の片隅にあった想いも沸々とまた戻ってきて。
「エミさん、何だか代わった？カッコよくなったというか」
「そうですか？それを言うならAさんもお綺麗になられましたね。」
そういうと彼女は顔を赤くして俯いた。なにか変なことでも言ってしまった？
「あのさ！エミさんって今彼女さんとかって居るの？」
「お恥ずかしながら居ないです…」
あの頃からあなたのことばかり思っていたので…
顔を赤くして何も言わない彼女。
「あの、前からずっとエミさんのことばかり考えちゃうの。何でか教えてくれる？」
私も顔が赤くなってしまった。
好き好きゲージが見えるようになった。草。【tn】→←なぁ、すきやで？【kn】
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ほたて(プロフ) - ピッピ168号さん» お話を読んでいただき、コメントをくださり、ありがとうございます！続き書いてみます…！ (7月1日 20時) (
レス) @page26 id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
ピッピ168号 - あの、サプライズ【ut】の夢主ちゃんの誤解が解けたあとのお話って、書いていただけたりしますか…？ (7月1日 14時) (レス) @page26 id: bae95beb1a (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - まるさん» こちらこそ、ご指摘していただいてありがとうございました！作品を読んでいただいてありがとうございます！ (2023年4月21日 19時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
まる(プロフ) - ほたてさん» なるほど！？そうだったのですね…。こちらも確認不足で申し訳ないです💦 続編ということで、一旦スルーしていたのですが、該当作品を見た後にまた戻ってきます！ (2023年4月20日 23時) (レス) id: 33402943a7 (このIDを非表示/違反報告)
ほたて(プロフ) - 烏丸さん» ありがとうございます！読んでいただいてとても嬉しいです！バッドエンド苦手意識がありましたが、褒めていただいて自信がつきました！これからもがんばります！ (2023年4月19日 23時) (レス) id: 70a6573ceb (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ほたて | 作成日時：2022年3月1日 23時
