ゲームの相手がこんなにイケメンなんて聞いてない【sha】 (ページ8)

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イケメン7 ページ8

「んんん？？？」

この人、今なんと……シャオロンさんの方をみるととても真面目な顔をしていた。なんとおイケメン…
にしたって大先生とお付き合いだなんてしてませんけど！？してたらトン兄がすごそう。

「彼女じゃないですよ！私ずっと一人で……」

えへへ、なんて笑ってごまかす。ううん自分で言ってても辛いっぴ。
逆にこの人は困ることなんて無いんやろうなぁ……こんなにもイケメンさんならめちゃくちゃモテただろうし。うーん、うらやましい。

自分で言ってて悲しくなった。

sha「そ、そうなんやね！すまん！変なこと聞いて…」

反対に彼はとても嬉しそうにしていた。
歳上の方にこんなこと言うのは気が引けますがすみません。言わせてください。お前ェ……

嬉しそうでよかったですね！！！

sha「大先生とは友達なんやな？」

「お友達というか…お兄ちゃんのお友達さんなので仲良くさせていただいてます。」

そーかそーか！と言いながら美味しそうにハンバーグを食べるシャオロンさん。
それでも様になっているシャオロンさんはやっぱりイケメンである。

ーーー

「お家まで送ってくださり、すみません！」

sha「いやいや、ええんよ。そんじゃ、またあとで」

「招待しますね！」

ご飯の後、お家まで送ってくださったシャオロンさん。(運転もイケメンでした。)ちなみに後でシーズン潜ることを約束している。さすがというか。私も大概だけど。

一人暮らしをしているのにただいまーと言いながら帰る。トン兄が必ず言えと言うのだ。防犯らしいから必ず行っては居る。
いつもは返事がないが、なぜか今日は返事がある。
そこには、エプロンを身につけたトン兄が居た。

tn「おかえりA」

「トン兄……」

tn「こんな遅くまで……どこに居たんだ？」

エプロンにお玉を持ち、立ち尽くす兄はどこかお母さんのようだった。

「いや！そのー。鬱先輩に呼ばれて…」

tn「鬱？？」

鬱先輩すみません。でもちょっと今日の発言は引いたので許して。あ、でもバカにしたからやっぱりチクって正解。

tn「その後は？？」

「そ、その後は、シャオロンさんとご飯食べました。」

tn「シャオロン…？」

「ど、どうしたのトン兄？」

兄は目頭を押さえながら涙をこらえているようだ。そして、Aもとうとう…！成長したんやな…！
と感動していた。

tn「そうかそうか、シャオロンとか。ならご飯はタッパーに詰めとくから明日にでも暖めて食べなさい。」

と、カレーをタッパーに詰めた。