死人が出る遊園地

復讐/イア・スカーレット ページ18

《昨日不明、○○学校の＿＿＿＿さんが行方不明になりました。今月に入ってからこれで4件目ですが、未だに見つかっておらず〜〜〜》

「…………え？」
何気なくつけたテレビには、友達の姿と行方不明の文字が映っていた。
「嘘だ、嘘だうそだウソだ!!!!!」
昨日は、遊園地に行くって、楽しそうに、話していたのに…。

忙しくて構ってくれない親がいても、ハードな修行で疲れていても、あの子がいたから頑張れた。
それなのに…それなのに…！
「うぁぁぁぁぁん!!!」
その日は、一晩中泣き暮れていた。

〜翌日〜
「…………う、う〜〜ん…！泣きつかれた。」
次の日、泣き続けたせいで赤く腫れてしまった目を擦りながら郵便受けを確認すると、
「………あれ？なにこれ？…手紙？珍しいな。」
内容を確認すると、

ここ最近、巷では大きく騒がれている事件があります。
遊園地の神隠し。と。
もし宜しければ、共にその遊園地の真相を解決しませんか？

と書いてあった。
…………これはもしかしたら、あの子の行方が分かるかもしれない！
「…＿＿ちゃん、私、＿＿ちゃんの仇を取るよ。」




…………これが、私の復讐劇の始まりである。

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