⁇「__さん達、元気かな…」ツクモ「?なんか言った?」⁇「「…いや、なんでもないよ」 ページ12
__side
寝不足気味で眠たい目を擦り、路地の方を見ると、最近迷い込んできたポメラニアンと、飼い主だろうか。可愛らしい女の子がこちらを見つめていた。
「___誰…?」
絞り出した声は、酷く掠れていた。しばらく喋っていなかったし、水は殆ど飲まないから、喉がガラガラだ。女の子は私のことを何も言わずにただ見つめている。もしかしたらさっきの低くて威圧的な声にビックリしてしまったのかもしれない。ボロボロな容姿に敵意のこもったような声、怖がる要素は充分ある。
「あ…えっと、その…ご、ごめん。怖がらせるつもりはなかったんだけど…」
⁇「…綺麗」
「…えっ…?」
⁇「あ、ごごごごめんなさい…!!ただ、あなたの目がとても綺麗だったから…」
「………そう?」
⁇「うん!宝石みたいにキラキラしてるもん!アクアマリンとペリドットみたい!」
「!………ありがとう。」
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女の子の名前はツクモと言った。彼女は探偵をやっているらしく、その依頼の1つであるこのポメラニアンを探すべく、港に来たそうだ。顔つきや言動の幼さから、10歳弱かと思っていたが、もう13歳になるらしい。十三とはいえ、彼女もまだまだ子どもだ。なのに、十六の私より物知りだった。そりゃそうか、私と違ってこの子は街で生きてきた人間だ。世の中ことを私より知っていてもおかしくはない。
彼女と路地裏、私の居住地であり、私たちの秘密基地となったこの場所で、たくさん話をした。そして気がつけば陽が傾き、黄昏時が近づいてきていた。
「そろそろ陽が暮れる。街の方に帰るなら、早めに行ったほうがいいよ。」
ツクモ「うそ、もうそんな時間!?じゃあ…帰ろうかな。」
「うん、ワンちゃん、離さないように気を付けてね。」
ツクモ「うん………あ、そうだ、名前!!あなたの名前聞いてない!!」
ツクモ「___あなたの名前を、教えてほしいの。」
「………陽(はる)。バイバイ、ツクモちゃん。」
ツクモ「…!………ッ「またね」!!ハルちゃん!!!…また、来るから!」
「!…ッじゃあ、楽しみにしてる。…「またね」、ツクモちゃん。」
「またね」なんて、きっとないのに、何故か、
「…また、来てくれるかな。」
___その「またね」が来ることを願わずにはいられなかった。
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作者「これにてツクモちゃんの任務編は終わりになります!次回は新キャラ達のプロフ紹介
です!お楽しみに!おつネコ!」
シアン「オレからハルちゃんまで一気に紹介しちゃうよ〜ん!」ハナ「どうせ前後編とかになるだろうけどね」作者「メタいメタい」→←ツクモ「__ちゃーん!!」⁇「ごめん、名前呼んでくれるのは嬉しいんだけど、まだ私出て来てないからあんまり呼ばないで…」
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柊真白(プロフ) - 更新されとるぅぅぅぅ!?お疲れ様です! (11月12日 17時) (レス) @page22 id: 189c6ed71f (このIDを非表示/違反報告)
アカネコ - 柊真白さん» コメントあざます!tea君はバリバリにショタでっせ〜、もう何人か新キャラ出す予定なのでその時にまとめてtea君から紹介書くのでもう暫くお待ち下さい! (10月20日 21時) (レス) id: cb68d1fab7 (このIDを非表示/違反報告)
柊真白(プロフ) - 更新お疲れ様です!Capさんの弟くんショタなんだ〜、、、最高やん(すんませんふざけました、、、。) (10月20日 17時) (レス) @page21 id: 189c6ed71f (このIDを非表示/違反報告)
アカネコ - わー真白さん!こちらこそありがとうございました!!次コラボする時は、ヨウマっちを絶対1人にしないように気をつけて下さい、レンちゃんのショタコンスイッチがバチバチに入ってしまったので… (8月9日 21時) (レス) @page16 id: cb68d1fab7 (このIDを非表示/違反報告)
柊真白(プロフ) - コラボありがとうございました。めちゃめちゃ楽しかったです!機会があったらまたお願いしますm(__)m (8月9日 18時) (レス) @page16 id: 189c6ed71f (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:アカネコ | 作成日時:2023年7月27日 18時