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「愛してるって､好きなんよって､言ったやん」
「」
そう正面から伝えると､硬直するイヴちゃん｡
やーん､可愛いめうー←
「好きな人が無理してたら､止めたくなるのっておかしい？」
「…いえ､」
「俺､今そうなんよ？イヴちゃん､隈も酷くてお肌もカサカサで…とっても心配めう」
手袋を外した手で､彼女の頬に手を滑らせる｡
白く綺麗な肌は少しだけカサついていて､色も少し悪い｡
「お願いやから､無理だけはしやんで？俺､いつイヴちゃんが倒れるか心配なんよ」
「…が､がんばり､ます…」
「ふふっ､なに頑張るん？」
両手で彼女の頬をふにふにと弄んでいると､徐々に掌から感じる温度が高くなっていく｡
最初は頬だけだったのが､今では耳までが赤くなってしまっていた｡
ほんま､かわえ｡
「…ッ！！」
「…んふふ､仕事終わったんやろ？ゆっくり､休んでな」
彼女の前髪を掻き上げ額にキスを落とし､頭を一撫でして部屋を後にする｡
いやー､やっぱかわええわ｡
あーんな無抵抗じゃ､
いつか食べられちゃうめうー
ふふ､とオスマンは含み笑いを零して､上機嫌に廊下を歩いていった｡
「ｧｧｫｧｧｧｧｧｫｫｫｧ」←
オスマンが去った後､イヴは私室に戻り寝台の上で悶えていた｡
口から流れてくるのは悲鳴とも､鳴き声とも取れる謎の声｡
例えるなら､濁音のないゾンビの声だろうか｡
体を縮め､両手で顔を覆い､ゴロゴロと転がる｡
部下が見たら…いや､2度見はしないか←
イヴは暫くそのままで､恥ずか死ぬまで悶え､転がっていた←
続く
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作者名：東の番長 | 作成日時：2019年10月17日 18時
