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「なん、ホテルて」
「言ったじゃないですか、お酒飲める歳になったら連れてってくださいって」
「いやそれ、お酒飲むって話」
「ホテルもいきましょう、って言いました。そしたらモリシさん快諾してくれた」
机をおしぼりで拭きながら、おぼろげな記憶の中で学生時代のAちゃんがそんなこと言うてたのを思い出す。
子どもの言うてることやから、と思ってハイハイって聞き流してたけど本気にしとったんか。
「私、お酒飲めるしもう大人です。だから、行きましょう？」
「Aちゃん、待って？俺とAちゃん、10個、いや、それ以上違うで？もっと若い男の子とそう言うことしたらええやん。」
「いやです！モリシさんと約束してたから、誰ともそんなことしてないし。初めてがモリシさんなら、私、後悔しないです」
バクバク言うてる心臓がうるさい。
例えて言うなら、パンクロックとか、早口で捲し立てるような歌みたいな。
心臓の音のせいで、Aちゃんが何言うてるかあんま分からん。
目の前に、何も知らない、誰にも曝け出してない身体を差し出されて、我慢できる男がおるんやろうか。
「さっき苦かったビールよりも、モリシさんのはもっと苦いんですか？」
羽織ってたカーディガンを脱いで、ふう、とため息をついたAちゃんは、昔から見てるはずなのに今まで見たことのない色っぽい顔してて。
好き放題してええ？ってAちゃんに聞いたら、嬉しそうに首を縦に振って恥ずかしそうに笑った。
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擾(プロフ) - ふみさん» ありがとうございます！お気に入り登録しました┏○ (2021年8月12日 23時) (
レス) id: f7a69946e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 擾さん» コメントありがとうございます！まだプロローグ、と言うにはおこがましいレベルのサンプルしかのせてないんですが、パスを外しておりますので見てみてください(^^) (2021年8月12日 23時) (レス) id: 319b227da3 (このIDを非表示/違反報告)
擾(プロフ) - ふみさんこんばんは。連絡手段が分からずこちらにコメントさせていただきます。別作品になってしまうのですが、新しく作られた作品のパスワードを教えて頂きたいです (2021年8月12日 18時) (レス) id: f7a69946e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - わたしさん» わたしさんありがとうございます！確かに、私も昼よりは夜に読み返したくなりますね(笑)別の作品として作るのは考えてもみなかったです…！確かに好き勝手書けるのは魅力的ですね、パス制とかにしたらなお良さそう(自分の夜の話を書くようで恥ずかしいので…) (2021年7月24日 7時) (レス) id: 319b227da3 (このIDを非表示/違反報告)
わたし - こんばんは。ふみさんの短編、なんだか夜になると来たくなります。言葉を考えてカットされてると見ましたが、別の作品でR指定して好きに書いた文章を読んでみたいと思ってしまいました、、、 (2021年7月23日 0時) (レス) id: f7a69946e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふみ | 作成日時：2021年6月14日 23時
