首筋にキス_mrym ページ1
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「おーい未来の嫁さん、来たったでー。」
「え、盛山さん、今日来ないんじゃ」
「仕事疲れてん。疲れたらたつやん。せやから来た。」
スキンケアを終えてさぁ寝よう、のところでアポ無しで来られたら困るよ。
盛山さんはたまにこうやって急に遊びに来る。事前連絡があったり、今回みたいに何も言わず来たり。
お酒臭い盛山さんにコップいっぱいの水を渡すと、のどを鳴らして飲み干した。
はぁー、とため息をついてそのまま私の首筋にキスを落とした。ふぅ、とわざと首元で息を吐いてくすぐってくる。
「ちょっと、もりや、ま、さん…」
「ん、なに？」
「ご飯は、」
「もう食べた。」
「お風呂」
「どうせ今から汗かくんやし後でええやん。二回も入るのめんどくさいって」
このままなし崩しに抱かれるのがお決まりのルーティン、恋人たちなら当たり前なんだけど私たちは付き合ってない。
それどころか、盛山さんは彼女がいる。
冒頭の「未来の嫁さん」と言うセリフは、全く意味のない言葉。彼の単なる出まかせ。
「もう、だめ」
「ん？じゃあここはえぇん？」
と、私の声が出てしまう場所をいやらしく触る。
「だめです」
「あ、Aちゃんその顔かわえぇな…俺だけにしか見せんといてな」
「…」
盛山さんに出会ってからは、こんな恥ずかしい声も顔も盛山さんにしか見せてない。
「ほら触って、俺のも」
「盛山さん、やだ、恥ずかしい」
盛山さんに触れた時の、もどかしい顔、大好きなのに私の独り占めにはできない。
ねえ、早く私と一緒になってよ。
私はどこにも行かないから、盛山さんのそばにいるから、離さないで。
この感情をどう盛山さんにぶつけたらいいか分からなくて、ぎゅっと私から抱きしめると私の肩に盛山さんが手を置いて、今日初めて盛山さんが唇にキスをくれた。
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擾(プロフ) - ふみさん» ありがとうございます！お気に入り登録しました┏○ (2021年8月12日 23時) (
レス) id: f7a69946e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - 擾さん» コメントありがとうございます！まだプロローグ、と言うにはおこがましいレベルのサンプルしかのせてないんですが、パスを外しておりますので見てみてください(^^) (2021年8月12日 23時) (レス) id: 319b227da3 (このIDを非表示/違反報告)
擾(プロフ) - ふみさんこんばんは。連絡手段が分からずこちらにコメントさせていただきます。別作品になってしまうのですが、新しく作られた作品のパスワードを教えて頂きたいです (2021年8月12日 18時) (レス) id: f7a69946e0 (このIDを非表示/違反報告)
ふみ(プロフ) - わたしさん» わたしさんありがとうございます！確かに、私も昼よりは夜に読み返したくなりますね(笑)別の作品として作るのは考えてもみなかったです…！確かに好き勝手書けるのは魅力的ですね、パス制とかにしたらなお良さそう(自分の夜の話を書くようで恥ずかしいので…) (2021年7月24日 7時) (レス) id: 319b227da3 (このIDを非表示/違反報告)
わたし - こんばんは。ふみさんの短編、なんだか夜になると来たくなります。言葉を考えてカットされてると見ましたが、別の作品でR指定して好きに書いた文章を読んでみたいと思ってしまいました、、、 (2021年7月23日 0時) (レス) id: f7a69946e0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：ふみ | 作成日時：2021年6月14日 23時
