【歌い手】暗殺者の異端日 (ページ9)

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07　引っ越し終了ページ9

「……96の部屋って以外と綺麗だね」
「以外って何!?以外って!!?」

　ごめん。汚いと思ってた。
　頭の中で土下座しとくから許せ。

　頭の中で土下座をしながら片付けていく。

「ねえねえ96、タピオカを合計で50個あるのはどうして?」
「あ、それはタピオカが50個セットで届くから!」

「あ、そうなんだ」

　棒口調になるのは必然なはずだ。
　ニコニコでもタピオカ好き過ぎだろとか思ってたけどまさか現実でそんなに好きとは…。

「ねえねえ、このレンくんグッズは…」
「ああ!全部のグッズ集めたんだよ!……ああ、hshs……」
「……」

　駄目だ。
　完璧に現実とキャラが一致している。

　…随分と変わっている人だな。

　そんなこんなで荷物を運び終え、場所をどうにか確保しながら96の荷物を入れ終える。

「引っ越し…終了……ゼエゼエ」
「そうだね……ゼエゼエ」

　日暮れまでにと急いでいたら疲れた。
　物凄く。

「今日は寝るか」
「うん。眠い…」

　そういう事で、今日は終わった。