04*骸骨 ページ4
玄関を出て、庭に回る。
暫く進むと、Aは立ち止った。
「これ!」
「……え」
見せられたのは、人骨だった。
庭にある一番大きな木の下に座りかかっている。
誰かが此処でなくなったのだろう。
「どうすればいい?」
口調は相変わらずだが、冷や汗をかいている。
これを見れば誰だってそうなるだろう。
「じゃあ、取敢えず警察に…」
「え?やだ。実験できなくなっちゃうじゃん」
「いったい何の実験に使うつもり!?」
するとAは「言ってなかったっけ」とか言いながら、左手に持っていた分厚い本をめくり始めた。
13ページを開く。1から12ページは目次だ。
「此処に書いてあるレシピに使うの。なんか、薬屋になるためにはやらなくちゃいけないらしくて……」
書いてあったレシピは、一番初めに人骨が必要だと書いてあった。然も、全ての部分だそうだ。
(なるほど、そういう事か)
意味がやっと分かった。
「じゃあ、それを鍋とかで煮込むってこと?」
「そうみたい…」
「家の中に中身見えないような袋ある?」
「家の中に沢山あったよ!じゃあ、持って来るね!」
「持ってきたよ」
次の瞬間、そう言ってやってきたのはluzだった。
メールを送ったから、それでやってきたのだろう。
家の中には入れないから、庭にビニール袋はあったようだ。
「…luz?」
「うん」
「……おおお!久しぶり〜!もしかして、luzも私と同じ学校?」
「うん。まふと僕はもともと同じ時期に同じ地区に引っ越してきたから」
「そうだったんだ」
「これ。使うんでしょ?」
そう言って、Aは黒いビニール袋をluzから受け取る。
「ありがと!」
そう言って、手づかみで骨をビニールに入れていった。……それでいいのか?
入れ終わると家に戻った。
玄関の床は大理石で出来ていて、歩くとコツコツと音が鳴る。
左側には木製の靴箱があり、上には花瓶が3つあり花がくべられていた。全てバラだ。水が入っていないので、ドライフラワーだろう。
花が好きなAらしい。
靴箱の上には女性の顔写真があった。Aの顔写真ではない。靴箱の上だけでは入りきらないらしく、廊下に延々と写真が並んでいる。一つ一つが違う人の顔写真だ。
＊
言い忘れていましたが、名字を追加いたしました。
- 金 運: ★☆☆☆☆
- 恋愛運: ★★★☆☆
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あずきいろ
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たう(プロフ) - 琉威@歌い手にハマった@天月s可愛すぎ((ｷﾘｯさん» 四回も読んでくださっているんですか!?泣くくらい嬉しいです!!表し方は…人それぞれと言うか、自分の作品は自分自身だとクズとしか言えないので言って下さると嬉しいです!無理には、言いませんので、ゆっくりで大丈夫ですよ!私の作品は、表現とかしにくそうですしねw (2014年12月19日 20時) (
レス) id: 7aa63ad08c (このIDを非表示/違反報告)
琉威@歌い手にハマった@天月s可愛すぎ((ｷﾘｯ(プロフ) - たうさん» 4回も読んでるんですけど、どうやって表わせば良いかなー？って思ってずっと考えてるんです!! (2014年12月19日 19時) (レス) id: a0fcb07927 (このIDを非表示/違反報告)
たう(プロフ) - 琉威@歌い手にハマった@天月s可愛すぎ((ｷﾘｯさん» 読んでくださってありがとうございます!!ちょっとでも読んで下さったらすごくうれしいです。頑張っていきたいと思います!! (2014年12月19日 19時) (レス) id: 7aa63ad08c (このIDを非表示/違反報告)
琉威@歌い手にハマった@天月s可愛すぎ((ｷﾘｯ(プロフ) - 面白いです!!といってもちょっとしかまだ読んでいないので勝手に言っては失礼だと思いますのでもうちょっと読み直して続きを!!更新頑張ってください!応援しています! (2014年12月18日 19時) (レス) id: a0fcb07927 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：たう | 作成日時：2014年12月18日 18時
