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No.4 呼び名 ページ4

志「あ、そういえば聞いとかんとね。Aちゃんはお酒飲める年齢?」


『あー……飲めるには飲めますよ?3年生なので。でも、普段は飲まないです』


う「…はい、てことでAにお酒は飲ませないこと!いいな?」




そんな言葉にみなさんは「はーい」とそれぞれ返事をする。


いつの間にか名前呼びになっているところを見れば、きっとみなさん


コミュ力は高いんだろう。……いや、そりゃライブとかしてるから上がるのか。



セ「あ、今日の夜ご飯担当はセンラやから、今から作りますよ。……んー

せっかくですし、A食べたいものあったりする?作ったりますよー?」




そう言われて、少し考える素振りをする。『あ、』と言葉をこぼして微笑みながら告げる。




『親子丼っ、食べたいです!』



セ「……ふふ、了解。親子丼やね?」




そう言うと、キッチンへと姿を消した。


カウンターキッチンなので姿は見えるのだけれど。




坂「…へー、Aって親子丼好きなん?」


『最近、親子丼の美味しさに目覚めたので………坂田さんは?』


坂「俺?……えー、最近あんまり好きなもんとか無いなぁ…

うらさんは?ある?」


う「俺ー?……カニとか以外ならなんでも」


『……へぇ。うらたさん、カニ嫌いです?』


志「うらたさんにカニ食べさせたら、泡吹いて倒れるで」




そこまで嫌い?と思いながら苦笑する。




う「……てゆうか、敬語とか無しで良いのに。呼び捨てでいいし」


志「あー、それ思っとったー」


『……えと、じゃあお互いなんて呼びあってるか教えて貰っても良いですか?』




よし来た!と坂田がまず口を開いた。




坂「うらさんっ、まーしぃ、センラ!」


志「うらたさん、坂田、センラさん」


う「志麻くん、坂田、センラまん」




そこでうらたが「おーい、センラまんも答えてー」と言うとセンラは頷く。




セ「うらたん、志麻くん…いや、まーしぃとも呼びますね。あと、さかたん」




……なるほど。



……………よし、決めた。




『じゃあ……うらたさん、さかたん、まーしぃ、センラさんっ』




若干笑いながら呟くと、4人も笑い返してくれる。





『……敬語は、徐々に無くなっていくかと。完全に無くなったら

私、心開いてる証拠なので』



『……お別れまでにそうなるといいね?』と敢えてタメで言うと、それぞれ

「絶対やったる」「よっしゃ」と言ってくれた。



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作者名:utatanuki | 作成日時:2018年1月17日 18時

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