メガネ王子と恋する話 (ページ44)

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かのんをたすけるページ44

You side

廊下を歩いていると遠くから声が聞こえてきた

んー？なんの声だろ

近寄ると

A「調子乗ってんじゃねーよ！」
B「あの女は別にいいけど…あんたは何なの？」
C「邪魔なんだけど？もう奏さまに近づかないで！」

ゲ、スいしエグイなおい、w
誰がいぢめられて、、ん？

成「や、め…ッ」

やっぱり…果音の声じゃん！

その声がする方へ行くと、果音が3人の女子に囲まれ、蹴られていた

それを見たAはシュハンであろう女子に近づき、肩に手を回した

『イ、キってんね～？…シュハンさん？』

成「?!A…」

A「ッ…」

『まだイ、キってたんね、次誰かをこんな風にい、ぢめたら……手加減しねーって言ったよね？』

A「……」

B「あ、あんたこそ！奏さまと仲良いからってイ、キってんじゃん!!」

Aを睨みながら叫ぶように言う女子達も
『強がるね～…その顔、いーじゃん？』

AはBの胸ぐらを掴み殴、ろうとしたが殴、らなかった。それは、果音に止められたからだ

成「ダメ!!」
『はぁ?!』

そこに、チーム奏が現れた

久「A！何をしている?!」

『?!誠一郎?!みんなも！』

朱「成瀬果音？なんで泣いて…」

A「……仲良くしてたのに急に泣き出してさ、ね、」

Aは苦笑いをしながらB、C、そして果音を見た

『なっ！ふざけんなやコラ！』

B「なんかぁ、Aが急にぃ、怒りだしてぇ」
C「そーなの！すごく怖くてさぁ、だから泣いちゃったんだよね？果音？」
成「ッ……」
A「そ、そうよ！巫山戯るのは辞めて欲しいわ！」

果音に圧をかける女子

久「Aがそんな事するわけないだろう！巫山戯ているのはお前達の方だ！」

誠一郎は女子達に指を刺、し叫んだ

『……誠一郎…』

鏑「そうです、成瀬さんを泣かせたのは貴方達ですよね？」

朱「……僕は貴方達を許さない！成瀬果音を泣かせて良いのは僕だけです!!」

成「?!」
久「奏?!」
鏑「奏さま?!」
『まじか…やっちまったな、奏』

A「う、嘘でしょ?!」
B「な、な、何で?!」
C「どうしてこんな女の事を?!」

朱「そうです！こんな女です！でも、彼女は、成瀬果音は…僕のプリンセスです!!」

『奏…やる男じゃん！』
久「奏…」
鏑「奏さま…」
『悲しむなよ、むしろ褒めてやれよ…ね？』

成「……辞めてください！私は、私は貴方のプリンセスなんかじゃ…ッ！」

果音は走り去ってしまった