メガネ王子と恋する話 (ページ35)

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さしいれページ35

seiichiLo side

朱「差し入れでも持ってきますか？」

鏑「そうですね…甘いものなんてどうでしょう」
久「Aは甘いものを食べると時々喉が痛くなったり吐き気が出るそうだ。甘さは少し控えたものがいいな」
朱「Aのこともインストール済み？」
久「当たり前だ」

恋人の情報も知らない奴なんて逆に居るのか……？

朱「練習中とかに軽く食べられるスイーツ…何がいいんでしょう？」
鏑「マカロン…とかですか？」

Aはコンビニスイーツ？というものが好きらしいが…聴いた方が早いな

誠一郎はLINEを開きメッセージを送った

久〈甘くて軽く食べられるもの。何がいい？〉

《コンビニスイーツの方が安いしすぐ買えるよ！》

久〈どんなのが食べたい？〉

《ちょっとまってて》

久〈了解〉

《スフレが乗ってるプリンやて》

久〈何処に売っているんだ？〉

《ふぁみま》

久〈？〉

《FamilyMart》

久〈？取り敢えず行ってみる〉

《人数増えたから5個ね、あとタピオカ買ってきてー？》

久〈了解〉

久「FamilyMartというコンビニに売っているスフレが乗ってるプリンとタピオカ5個だそうだ」

朱「5個？4人のはずじゃ…」
久「人数が増えたらしい」
鏑「誰なんでしょう」
久「気になるな…取り敢えず買いに行こう、場所は調べれば何とかなる」
鏑「行ったことないですもんね」
朱「気になる場所です！」

朱「鍵はこれですね…」

3人は外に出た

朱「ん、閉まりません」
鏑「どうされました？え、閉まらない…」

何をやっているんだ？コイツら…
回す方向が逆な事に気づいてないとは

久「貸せ」
鏑「はい」

誠一郎が鍵を回すと直ぐに閉まった

久「回す方向が逆だ」

朱「そうだったんだ?!」

鏑「そんな…」

久「FamilyMartとやらは彼処だ行くぞ」
朱「うん！」
鏑「はい」

コンビニ内にて

鏑「何処にあるんでしょうか」
久「彼処だ」
朱「わぁ～!!美味しそう、僕も食べたい！」
久「俺たちの分も買って行くか」
鏑「そうしましょう！」

会計後

スタジオは…此処を曲がった先、か
もう1人増えたってまさか…なわけないか

朱「誠一郎？此処、かな？」
久「ん？あ、ああ此処だ」
鏑「どうしたんですか？」
久「いや、なんでもない」

日浦「んー？君たち見慣れない顔だね、どーしたの？あ、新人とか？」
久「いや、Buzz beatに差し入れを」
日浦「あ、Aの恋人さんね、じゃあ案内するから着いてきて！」
チーム奏「はい」