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_______________酒場
「いい加減にしろ!もう出て行ってくれ!」
酒場の店主が貧相ななりの男を突き飛ばす。
予想していなかったのか、酔っ払って反抗もできなかったのか、男はしりもちをつく。
「おい、何しやがる!」
「それ以上飲みたければ、金持ってくるんだな。タダで飲ませる酒はねー。」
店主は言いたいことを言い終えたのか、酒場のドアをバタン!と閉じた。
「こんな店こっちから願い下げだ、こんのやろー!」
馬鹿な男は店に文句を垂れるが、ドアから聞こえるのは中の人々の楽しげな声だけ。
そんな男がよろけながら立ち上がると、酒場の角で村長に手紙を届けに来たユノが転び、シオンが手を差し出す。
馬鹿な男は何を思ったか、ユノが立ち上がる拍子に見えたペンダントと、シオンが手を差し出した時見えた右耳のピアスに目をつけて、走っていくユノとシオンの後をつけはじめた。
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雲月 - ぽん様ありがとうございます!完全に自分の確認不足でした。すみませんでした。 (2021年8月23日 23時) (レス) id: 829041e81c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白銀月 | 作成日時:2021年8月23日 17時