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「アーーーーー!!!!!!ウ゛アーーーー!!」
「わ、った、っちょ、よーしよしよし、よーしよしよし!」
『あはは。アスタ嫌がられてるんじゃない?』
アスタに抱かれてからまた大泣きしだすナッシュを見て、シオンがからかう。
そんな二人を見ながらユノはアタフタと慌てている。
「ごめんなさいシオン、今手が離せないから代わりにナッシュを泣き止ませてくれるかしら?」
『えー?あれでも面白いけど…さすがにナッシュが可哀相だね、わかった。』
『アスター、ナッシュかしてー。』
『よーしよし…よーしよし。いいこ、いいこ。ナッシュはいい子だね。』
それ以上無いほど優しい声でナッシュをあやすシオンを見て、アスタとユノは「「おお〜!」」と感嘆の声をあげる。
シオンに抱かれ、しばらくするとナッシュは泣き止む。
ちょうどその頃にシスターが一段落ついたのか、アスタ達のほうへ歩いてくる。
「シオン、ありがとう。」
『ううん。あのままじゃナッシュが落っちゃいそうだったからね!』
シオンはアスタを見ながらシスターへ答える。
「んに゛ニイイ!!」
『あは。何の鳴き声?』
「シオン、すごいね、コツとかあったりするの?」
『んー?特に無いよ。』
「ウソだっ!じゃあなんでユノやオレの時、ナッシュは泣くんだよ?!!」
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雲月 - ぽん様ありがとうございます!完全に自分の確認不足でした。すみませんでした。 (2021年8月23日 23時) (レス) id: 829041e81c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:白銀月 | 作成日時:2021年8月23日 17時