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｢ユノオオオーーー！シオオオオーーン！！｣
突然アスタが現れ、男にタックルする。そして男に殴られ吹っ飛んでいく。しかしアスタは怯むことなく男に挑んでいく。
｢それは、ユノのだろ！？シオンのだろ！？かえせェェェーー！！！かえせ！｣
『ア、スタ…｡』
シオンは痛みをに耐えながらやっとのことで身体を起こす。
アスタは何度も何度も殴られ、吹っ飛ばされても、何度も何度も立ち上がって、挑んでいく。
そんなアスタをユノとシオンは呆然と見ている。
何度目かで男がアスタに怯み、ペンダントとピアスを雪の上に落とす。
｢…しつけぇ。クソガキが。ったく何なんだよ。｣
男が去って行った後アスタが、ふらふらと倒れる。
｢『アスタ！！！』｣
｢アスタ、ごめん…、僕……シオンも、ごめんね。｣
｢気に…すんな。ユノには､…オレとシオンがついてる‥って、言ったろ？……な？シオン？｣
『うん！私、ほとんどユノのこと守れなかったけどね！』
｢ごめん、ごめんね｣
｢これくらい…、なんてこと、ねーぜ。オレは…魔法帝に、なるんだからな！魔法帝になって…ユノやみんなを守るんだ。…もっと、幸せにするんだ…！贅沢させてやる…！……そして、証明するんだ。｣
｢しょう、めい？｣
｢貧しくても、捨て子でも、魔法帝になれるって。｣
｢なれる？｣
｢ああ。｣
｢本当に、なれるの？｣
｢努力すれば、誰だって、なれるさ。｣
｢誰だって｣
｢オレも、ユノも、もちろんシオンだって。｣
『私、なれるかなぁ？』
｢もう、絶対に泣かない！僕、ううん、オレ…オレも魔法帝になる！！強くなってオレが、シオンやみんなを守る。幸せにする！贅沢させる！｣
『守られるだけは御免だし、なんなら赤ん坊一人泣き止ませれない魔法帝の下にいるのは嫌だし。……うん！私も、いや、私が魔法帝になる！私が二人を、みんなを守るよ。』
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雲月 - ぽん様ありがとうございます!完全に自分の確認不足でした。すみませんでした。 (2021年8月23日 23時) (
レス) id: 829041e81c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：白銀月 | 作成日時：2021年8月23日 17時
