-もっとくだらない事で笑えればいいのに- ページ4
嶺二)そんな訳で生活リズム崩さない程度に遅めに起こしてあげて欲しいんだけど…。
音也)嶺ちゃん、俺明日は用事があって無理なんだよ〜;;;
トキヤ)…別に構いませんよ。 私は明日はオフなので。
たぶん断られるかなーって思いながら聞くと、意外にもトキヤが乗り気で答えた。
あれ? 心なしかなんかちょっと嬉しそうじゃない?
まぁ、確かにトキヤってAの事起こした事一度もないよね、あの時(謝罪遭難事件)以来じゃないかな?
嶺二)じゃあ、頼んじゃおうかなw
よろしくねん♪
トキヤ)はい、任せてください。
音也)あ〜、俺も仕事がなければ起こしたかった〜!!!
=次の日=
貴)…???
トキヤ)…起きて下さい、そろそろ起きないと生活リズムが崩れてしまいますよ。
耳慣れない声に、意識が覚醒し始める。
あれ? 僕は藍に我が身を任せて部屋まで直行して貰ったはず…というかあの状態の僕を部屋まで連れて行くのはQUARTET★NIGHTの誰かに任せている。
貴)う、ん…おはよ…。
トキヤ)おはようございます、今日は先輩たちの代わりに私が起こすように頼まれました。
貴)うーん…皆仕事だったんだねぇ…。
欠伸をしながら、ゆっくりと上体を起こして伸びをする。
手探りでスマホを探し、時間を見ると割かし遅めの9時、長めに寝かせて貰って少しは疲れが取れたみたい、体がほんの少し軽いかもしれない。
貴)「おきるか…。」
トキヤ)中年のおっさんみたいな低い声で言わないで下さいよ;;;
貴)違うよ、今のは『ブラック企業に勤めるくたびれた40後半のおっさんの朝』の声だよ。←
最悪の目覚めを想定してみた。
トキヤ)そんなに起こされるのが嫌だったんですか?
トキヤにしょんぼりされて、僕はしゅんとした仔犬の様な耳と尻尾が見えて思わずよしよししてしまった。
貴)別に嫌じゃないよ、このまま寝てたら明日まで起きないし。
トキヤに起こされるなんて珍しくて、悪戯しただけw
トキヤ)趣味が悪いです。
貴)ユーモアがあるだろ?w
ふっふっふと悪役顔で満面の笑みをすると、トキヤは呆れた様な顔でおかしそうに笑った。
もっとやってやろうか? ふはーっはっはっは!!
トキヤはそんな俺を見て、笑うのを堪えているように肩を震わせている。
トキヤ)ふふっ…わら、笑わせないで下さい…。
貴)笑顔の方が良いじゃんw
トキヤ)それにしたって卑怯ですw
貴)…まぁ、それはそうかもしれないけど。
昔は笑ってたな。
*
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作者名:紫音 | 作者ホームページ:http://uranai.nosv.org/u.php/hp/shionn/
作成日時:2022年2月23日 7時