嫌なこと ページ22
芙月「じゃーねー！！！！」
真「バイバーイ！！！」
白ひげ海賊団の船、モビーディック号が離れていく
2人は白ひげ海賊団、俺は赤髪海賊団
敵同士だけど大事な友達
また会うことだってできるんだ
・
・
・
ウタ「男主！男主！」
『はーい』
ウタが俺の服を引っ張る
その仕草も可愛い
ウタ「みてみて」
『………』
ウタが入ったのは俺の部屋
ウタは笑っているが俺は笑えない
部屋の壁には絵が書かれていた
多分俺の絵描き道具を使ったんだ
『ウタ…』
ウタ「なに？」
ウタは多分絵を描いて褒められたかったのだろう
実際、絵を描くことは自由だし、
本来なら壁に描いたことを注意するだけだ
でも、ウタは俺が1番嫌がることをした
『部屋から出てくれ…』
勝手に絵描き道具を使われた
俺は自分の道具…特に絵描き道具を使われることが嫌なんだ
まぁ俺に言えばいいんだけど
勝手にってことが嫌なんだ
ウタ「え」
俺の言葉にウタは困惑
でも、そんなことはどうでもいい
俺は初めてウタにマイナスの感情を抱いた
『速く』
ウタ「…なんで？」
『いいから出ろ』
大声で怒鳴ることはせず、静かに言った
ウタ「う“っ…うわぁぁぁん」
『…はぁ』
ウタが泣いた
少し面倒だと思った
シャンクス「どうしたウタ！！！？」
ウタの泣き声に駆けつけるみんな
シャンクスはウタに目線を合わせてそう言った
ウタ「男主が！男主がァ…！」
シャンクスに抱きつくウタを俺は横目で見た
シャンクスは俺を見る
シャンクス「何があったんだ？」
『みんなも向こう行きなよ』
シャンクスたちは部屋の外にいる
だから中が見えない
怒っている理由もわかっていない
シャンクス「男主…？」
『いいから…俺の部屋に近づくな』
「「「っ！？」」」
こんなことでと思う人もいるだろう
だが、俺にとっては重要なことなんだ
自分の大事なものを勝手に使われた
床には絵の具と水が飛び散っている
絵の具の無駄だ
ウタ「うわぁぁぁぁん」
『はぁ…』
前世でもあった
姉ちゃんが俺の道具をめちゃくちゃにした
絵の具もペンも床に落ちて、紙は破かれた
あの時はマジでやばかった
てかなんのためにやったんだろ
ガチギレした俺は姉ちゃんをぶん殴って病院に連れてかれてたっけ
で、俺の言い分を誰も聞かず、俺が怒られた
その時の部屋の光景と今の部屋の様子が一致した
その時の母さんと医者の様子が脳内でフラッシュバックした
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 143人がお気に入り
お気に入り作者に追加
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告感想を書こう！(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
カフェオレさん(プロフ) - あさん» 私はほぼ毎日学校の自販機で買ってます笑 (6月30日 21時) (
レス) id: 6a0a87e5cc (このIDを非表示/違反報告)
あ - カフェオレがのみたくなった！ (6月30日 21時) (レス) id: 711e38ef56 (このIDを非表示/違反報告)
カフェオレさん - 気づかなくてすみません！私も試しましたが変換されました。ムーエ様の言ったものでできなければバグだと思います。 (2023年1月29日 23時) (レス) id: 82f25f26ed (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - ムーエさん» いったんやってみますね!もしかしたらやり忘れていただけかもしれないので!教えていただきありがとうございます! (2023年1月28日 21時) (レス) id: 730adcd2c0 (このIDを非表示/違反報告)
ムーエ(プロフ) - 作者様ではないのに失礼しました！ (2023年1月28日 21時) (レス) id: 6043f1190f (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名：カフェオレさん | 作成日時：2023年1月3日 10時
