エピソード20 ＊ 取引 ページ23
「じゃあ、こんなのはどう？」
「…なにがだ？」
あたしは不敵にフッと微笑む。
「もしも豪炎寺がチームから離れなければならないって時には、共犯であるあたしもついていく。でも、それだと豪炎寺が納得しないから、その時は豪炎寺があたしのこと守る」
「でも、それだと円堂達が…！」
「確かにそうだけど、あたしは出会ってまだ2日で、あいつらはまだまだ成長するってこと分かったから。たとえ傷ついても、必ずあいつらはあたし達の元までたどり着く」
豪炎寺の瞳が伏せられる。
あたしは、もう一押し！とさらに言葉を連ねた。
「それまで、夕香ちゃんとか諸々のことは大人に任せておけばいい。…あたしは、豪炎寺が決めるの待ってるし、監督がそれに気づいてくれた時にはちゃんと協力する」
本当はあの監督と協力するなんて全力で拒否したいけど。てか嫌すぎてアレルギー症状起こしそう。
「日渡…」
「だからさ、豪炎寺。まだお互いのことなにもわかってないけど、あたしは言ったこと絶対に遂行するから。あたしの目的のためにも、豪炎寺のためにも」
「…！！」
はぁ、まだ出会って2日なのに、なに言っちゃってるかなあたし…、と思いつつ、少しでも××に近づけるのなら、どんなことだって惜しまないとも思う。だってアイツは、絶対にこの手でっ…！！
「日渡？」
「っ！」
「…どうした？すごい顔してるぞ？」
すごい顔って…、と思いつつ、あたしは笑顔を引きずり出す。
「ごめんごめん！ちょっと考え事してた」
「そうか。…そろそろ行くぞ。多分もう遅刻だ」
そうだね、と短く返し、あたしは豪炎寺の後ろについて走っていった。
ついた時にはもう皆集まっていて、2人して『すみません』と謝った。
ー・ー・ー・ーー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
やっとこのシーンが終わった！
なんかAさんの冷酷さが全然出ていないんですけど、これってタイトル詐欺ですかね？
なんだか、出会って2日だとは思えないくらいの急接近ですね笑
この時点でAさんが豪炎寺に惹かれているのか、逆に豪炎寺はAさんに惹かれているのか…、それは後々わかるでしょう！笑
それから、完全に存在を忘れられているネックレスですが、いつかなんなのかわかりますので！
では、今回はとても短かったですが楽しんでいただけたらと思います。
ベガでした！
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北星 ベガ(プロフ) - 璃鶴さん» コメントありがとうございます!!すごく嬉しいです、頑張ります!(*^^*) (2017年9月11日 15時) (
レス) id: bad6c4af49 (このIDを非表示/違反報告)
璃鶴 - 面白いです!更新頑張ってください!応援してます! (2017年9月11日 7時) (レス) id: 866aa428c6 (このIDを非表示/違反報告)
北星 ベガ(プロフ) - あいかさん» ありがとうございます笑 (2017年7月24日 11時) (レス) id: bad6c4af49 (このIDを非表示/違反報告)
あいか(プロフ) - 頑張ってください！応援しています！ (2017年7月24日 7時) (レス) id: 70607cf5f4 (このIDを非表示/違反報告)
北星 ベガ(プロフ) - あいかさん» 初めまして! 更新が滞っておりすみません。更新再開に向けて頑張りますので、どうか待っていただけると嬉しいですm(_ _)m (2017年7月16日 13時) (レス) id: bad6c4af49 (このIDを非表示/違反報告)
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