I believe you…. part10 〈霧野蘭丸〉 ページ10
「霧野、お疲れ！」
「あぁ…」
「大活躍だったじゃん。運動神経良いって本当に羨ましい」
「お前に羨ましがられてもなぁ」
「ひっど！」
たかがドリブルリレーにこんな熱くなるとは思ってなかった。
あたしはひっそりと苦笑いを浮かべる。まぁ、大人気の男子が何人も出場してたらこうなるわな。
「さて、次は濱口の番だな」
「は？」
「二人三脚。ドリブルリレーの２つ後だろ」
「そーいえばそんなのあった気がする…」
「大丈夫かよ…」
ちなみに、今はおんぶリレーが行われている。
平均身長が小さいからか、何故か微笑ましい光景に見えてくる。身長小さいといえば倉間君だけど、そんなの言ったら怒られるよね、うん。
「クシュッ」
「倉間風邪か〜？」
「いや、なんでもない」
一連の会話が隣のクラスから聞こえてきたのは気のせいだろう。
さて、と顔を前に向ける。今はアンカーが走っているところだ。
「お、俺達のクラス1位じゃん」
「ね」
そのままアンカー達は1位をキープし、ゴールした。
これはあたし達のクラスの優勝だと思っても大丈夫だろう。
「よし、二人三脚も1位になれるように頑張れよ！」
「いや無理無理」
「無理じゃねぇだろ」
「……」
鬼か、鬼なのかコイツは。あぁそうだよ紛れもなく鬼だよ。
でもまぁ…、
「ここまできたらしょうがないかぁ…」
「まったく、最初からそう言えっての」
あたしは腹をくくることにした。
たかが二人三脚に気合を入れなくても、と思うが、あたしにとっては大切な思い出になるのだ。
「手は、抜きたくない」
「濱口……？」
少し、海が霞んで見えた…気がした。
『次は二人三脚です。選手の人達はペアの人と並んでください』
「じゃ、いってくるよ」
「…あぁ、頑張れよ」
あたしは、霧野のように手をヒラヒラと振りながら、彩心と合流した。
あたし達は3組の走者達がいる中で、3組目…つまりはアンカーだ。なんだか知らないうちにそうなっていた。断じて、好きでアンカーになったわけじゃない。
「アンカーにした奴一生恨んでやる」
「まぁまぁ。…ほら、始まるよ」
スタート！という掛け声を合図に、二人三脚が始まった。
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北星 ベガ@ペア画中(プロフ) - 星花 Ruruさん» 了解しました！頑張ってみます！リクエストありがとうございました！！ (2017年4月25日 0時) (
レス) id: bad6c4af49 (このIDを非表示/違反報告)
星花 Ruru(プロフ) - エイリア学園の時のガゼルで夢主ちゃんはマネージャーっていう感じでお願いします！！ (2017年4月24日 12時) (レス) id: 68eb365810 (このIDを非表示/違反報告)
北星 ベガ@ペア画中(プロフ) - 星花 Ruruさん» ありがとうございます！いいですよ〜！ (2017年4月24日 10時) (レス) id: bad6c4af49 (このIDを非表示/違反報告)
星花 Ruru(プロフ) - はじめまして！とても面白いです！リクエストっていいですか？ (2017年4月23日 19時) (レス) id: 68eb365810 (このIDを非表示/違反報告)
小池雪生(プロフ) - ベガさん» え、ええ！？わざわざ私のために奇声をださなくても…;;私もビックリしました(*´ω｀*)更新いつでもまってますよ！ (2016年10月28日 21時) (レス) id: 659e2cf45b (このIDを非表示/違反報告)
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