I believe you…. part6 〈霧野蘭丸〉 ページ6
「き、霧野、先行かないで！」
とあたしは大急ぎで霧野の後を追う。
ギシギシと揺れる吊り橋へと足を踏み込んだのは、その数秒後のことだった。
グラリ
「きゃあっ！？」
「以外と揺れるな…」
あたしは揺れる度に恐怖でどうにかなりそうだというのに、霧野は随分楽しそうだ。
ちょっとイラッとしたのはきっと気のせいだ、うん。
「濱口、もうすぐ地上だぞ」
「ここも地上だし！でも言ってくれてありがと！！」
どうにかこうにか吊り橋を攻略して一息。
「も、もうあんなのやりたくない…」
「今更だけど本当に怖がりなんだな」
「当たり前でしょっ！？」
ここぞとからかってくる霧野に改めて苛立ちを感じつつ、あたしはちょっとした欲望の入り混じった冗談を言った。
「もう、途中であたしにしがみ付かれても知らないからね！？」
そう、あたしと彩心が交わした言葉。あれはあたしのやってみたいことに他ならなかった。…恥ずかしいけどね。
そして、霧野はいつも通りの間隔で、あたしに言った。
「別にいいぞ？」
「…え」
「だってこけられたりしたら困るしな」
「…どーなっても知らないからねっ」
一瞬思考が真っ白になったけれど、あたしはなんとかいつも通りに会話を終え、また恐怖の山道を歩き始めた。
「やっぱり暗い怖いもうヤダ」
「まだ半分も終わってないぞ」
「鬼畜か」
そんな軽口をたたき合いながら、あたしと霧野は歩みを進めた。
そんな時だった。
後ろから一際大きい悲鳴が聞こえたのは。
『きゃああぁぁっ！！』
「ふえぇっ！？」
近くにある何かに触れたい一心で、あたしは闇雲に手を伸ばした。
ワザとではない。本当に安心したかっただけだったんです信じてください。
あたしが掴んでいたのは…
霧野の肩だった。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
ベガです。
皆さんに謝りたいことがあります。
更新遅れてすみませんでしたっ！！！
反省しています！
ですが入学手続きやら学用品購入等があって忙しかったんです！
本当にすみませんでした！
l believe you…. part7 〈霧野蘭丸〉→←I believe you…. part5 〈霧野蘭丸〉
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北星 ベガ@ペア画中(プロフ) - 星花 Ruruさん» 了解しました！頑張ってみます！リクエストありがとうございました！！ (2017年4月25日 0時) (
レス) id: bad6c4af49 (このIDを非表示/違反報告)
星花 Ruru(プロフ) - エイリア学園の時のガゼルで夢主ちゃんはマネージャーっていう感じでお願いします！！ (2017年4月24日 12時) (レス) id: 68eb365810 (このIDを非表示/違反報告)
北星 ベガ@ペア画中(プロフ) - 星花 Ruruさん» ありがとうございます！いいですよ〜！ (2017年4月24日 10時) (レス) id: bad6c4af49 (このIDを非表示/違反報告)
星花 Ruru(プロフ) - はじめまして！とても面白いです！リクエストっていいですか？ (2017年4月23日 19時) (レス) id: 68eb365810 (このIDを非表示/違反報告)
小池雪生(プロフ) - ベガさん» え、ええ！？わざわざ私のために奇声をださなくても…;;私もビックリしました(*´ω｀*)更新いつでもまってますよ！ (2016年10月28日 21時) (レス) id: 659e2cf45b (このIDを非表示/違反報告)
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