I believe you…. part2 〈霧野蘭丸〉 ページ2
「彩心！」
「何って、うわぁっ！？」
呼ぶと同時に飛びつくと、『離れて！』と剥がされた。
いつも剥がされるんだけど、彩心はこういうの嫌いなのかな？
まぁいいや。
「あ、あのね、霧野君が話しかけてくれたんだ！」
「へー、良かったじゃん。で、どうだった？」
「カロテンのカとロがくっついて、加テン(くわてん)に見えるって言われて、ツボっちゃった！」
「そーなんだ。まぁ、楽しそうでいいじゃん」
「うん！あ、チャイムなりそうだから戻るね」
そのまま授業を受けて、1日は終わった。
ただ、あたしの中に何か…、今来られると非常にマズイモノが生まれ始めていた。
次の日。
あたしは、霧野君に挨拶をしてみることにした。
「あ、おはよう霧野君」
「おはよう、濱口」
やった、返事してくれた！と嬉しく思っていると、彩心が手招きしているのが見えた。
「どしたの？」
「今日、部活ない予定だったんだけど、職員会議の日にちがずれたから部活あるって」
「え、部活あるの？やった！」
「本当、部活好きだねぇ」
あたしと彩心が所属しているのは演劇部で、月、水、金しか活動のない、いわば外で習い事をしている人用にあるような部活だった。
あたしは音楽が好きだということと、塾にピアノ、英会話と忙しいという理由で、この部活に所属していた。
「だって、岩倉先輩の演技すごいし、あたしは歌が歌えるんだよ？あたし、演劇部に入ってて良かったよ」
「私も岩倉先輩に憧れて入ったっていう点もあるから否定はできないけどね」
岩倉先輩…、演劇部部長で、実質的エースの人だ。
2年生の中で演劇部員は8人。その中の4人は、岩倉先輩に憧れて入ったほどの実力を持っている人だ。
岩倉先輩の話に花を咲かせていた時、あたしはふと思い出した。
「…そういえば、視聴覚室から第2グラウンドって見えたよね？」
「うん。…ってまさか、サッカー部見てみたいとか思ってないよね」
「何故ばれた！」
「あんたはわかりやすいのよ！」
視聴覚室はあたしたちの部室で、ちょうど第2グラウンドが見える位置にあった。
それで、霧野君が見てみたいと思ったのも本当。
「まぁ部室は3階だし、上を見上げない限りばれないでしょ」
「やった！」
あたしがガッツポーズを決めると同時にチャイムがなる。
あたしと彩心は、慌てて自分の席に着いた。
ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー・ー
すみません、このお話短編で済みそうにないです…。
10話以上使う事になると思います…。
I believe you…. part3 〈霧野蘭丸〉→←I believe you…. part1 〈霧野蘭丸〉
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北星 ベガ@ペア画中(プロフ) - 星花 Ruruさん» 了解しました！頑張ってみます！リクエストありがとうございました！！ (2017年4月25日 0時) (
レス) id: bad6c4af49 (このIDを非表示/違反報告)
星花 Ruru(プロフ) - エイリア学園の時のガゼルで夢主ちゃんはマネージャーっていう感じでお願いします！！ (2017年4月24日 12時) (レス) id: 68eb365810 (このIDを非表示/違反報告)
北星 ベガ@ペア画中(プロフ) - 星花 Ruruさん» ありがとうございます！いいですよ〜！ (2017年4月24日 10時) (レス) id: bad6c4af49 (このIDを非表示/違反報告)
星花 Ruru(プロフ) - はじめまして！とても面白いです！リクエストっていいですか？ (2017年4月23日 19時) (レス) id: 68eb365810 (このIDを非表示/違反報告)
小池雪生(プロフ) - ベガさん» え、ええ！？わざわざ私のために奇声をださなくても…;;私もビックリしました(*´ω｀*)更新いつでもまってますよ！ (2016年10月28日 21時) (レス) id: 659e2cf45b (このIDを非表示/違反報告)
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