姫のお出まし* ページ23
「A,似合ってるからそんな緊張しなくて大丈夫だよ」
『う”…』
先程,赤葦さんに髪を巻いてもらい黒いカチューシャを付けられた
そして昨日赤葦さんに渡された黒のフリルの着いた肩出しドレス
ドレスの左胸には赤い薔薇のブローチ
全て赤葦さんのチョイスらしい
センス良いな,なんて思ってたり
そして今現在,赤葦さんと月島さん達が待機しているリビングの扉の前にいる
何時もなら勝手に扉は開くのだがまだ心の準備が出来ていないので開かない様に赤葦さんが魔力を使って抑えているようだ
「もういい?」
『は…はぃ…』
覚悟を決めてコクリと頷くと赤葦さんは両手で扉を開けた
「「「!!!!」」」
私が中に入ると後ろから赤葦さんもついてきた
私の何時もと違う格好に月島さん,黒尾さん,木兎さんは驚いたようで目を見開き此方を見ている
『あの…変ですk…』
「すっげぇ可愛い!!!!」
私が言い終わる前に木兎さんがズカズカと歩み寄ってきて大声を上げた
「…色気あるなー」
黒尾さんも木兎さんの後に続いて私をまじまじと見る
…正直恥ずかしい
日頃,滅多に褒めてくれない月島さんでも”綺麗だね”と言ってくれた
『綺麗なんてとんでもないです…!』
ブンブンと手を横に振ると
「…赤葦さんのセンスが良いだけか,…あんまり舞い上がらないほうがいいよ」
と冷たい言葉
すると後ろから赤葦さんのチョップが落とされた
「いった…!」
表情を歪め頭を抑える月島さんに赤葦さんは
「お前は何時も一言余計なんだよ」
と軽く叱った
「ツッキー怒られてやんのー」
木兎さんに笑われ一気に不機嫌になる月島さんを黒尾さんが”ツッキー落ち着け”と必死になだめる
「早く行きますよ」
パンパンッと手を叩き「そこら辺にしてくださいね」と赤葦さんが告げると三人は一気に静かになった
『流石……』
663人がお気に入り
この作品を見ている人にオススメ
「ハイキュー」関連の作品
感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)
ほたる - やばいです…*終わりですか.?! 続き楽しみにしてます* (2017年2月2日 17時) (レス) id: cf962b2891 (このIDを非表示/違反報告)
futtyann(プロフ) - もう、心がきゅんきゅんします!これからも頑張ってください!!! (2017年1月22日 23時) (レス) id: 84dda8bb6d (このIDを非表示/違反報告)
わこるりゅ。 - 終わりなんですかー?!続き!お願いします! (2016年7月17日 9時) (レス) id: 6e55973d76 (このIDを非表示/違反報告)
ルーナ - え、これで終わりですか!?是非続きをお願いします!!!出来ればツッキーのデレ多めで(笑) (2016年6月3日 0時) (レス) id: 2e3a7649d9 (このIDを非表示/違反報告)
なな - 完結ですか?!もっと続きが見たいですー…!!頑張ってください!! (2016年5月5日 16時) (レス) id: 8d73f86791 (このIDを非表示/違反報告)
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作者名:歌愛-Utame- | 作成日時:2014年11月15日 0時