【ハイキュー!!】貴女をお守り致します【第三体育館組】

可愛いの基準*黒尾side ページ19

Aの叫び声が聞こえれば,直ぐに部屋に入った

扉を開けると耳まで裂けている口を大きく開けAに襲い掛かる悪魔達が視界に入った


パンパンッ!!!


『!!黒尾さん…っ!』


目の前の獲物に夢中で俺に全く気付かない悪魔達に銃を向けそのまま引き金を引いた

俺が打った弾は見事に悪魔の頭を貫き大量の血が噴き出した



「危ないとこだったな」

『ほ…ほんとですよ!!遅いです!!』

「悪い悪い」


ムスーとしながら俺を見上げてくるAを可愛いと思いながらもポンポンと頭を撫でた



『まぁいいですけど,……月島さん達は?』


「あー,もう少しで来るんじゃね?」




「おー,黒尾も派手にやったなあ!」

「うわ…後片付けが大変そうですね」


扉に目を向けると白のワイシャツに赤黒い血が付いている木兎とツッキーがいた


「ツッキー右腕どーした」


ツッキーの右腕は肉が抉れそこから血がダラダラと出ていた


「ちょっと引っ掻かれました」


平然と真顔で言うツッキーにAは”大丈夫ですか!?”と駆け寄る



「別に…このくらい全然へーきだし」


プイッと無愛想にAから顔を背けるツッキー

そのツッキーの仕草にシュンと肩を竦めるA


Aのその姿を見るとツッキーは少し動揺し慌てて


「そ…そんな顔しないでよ…大丈夫だから…」


とAをなだめた




「なんか可愛いな」

「黒尾どうした?」

「ツンデレツッキーと泣き虫A……」

「は?」


木兎が少し引いていたのはまた別の話

処置*→←二刀流?*木兎side

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