産屋敷輝利哉の婚約者 参 【鬼滅の刃】

帰り道２ ページ13

・・・

花音「ふぁ〜！これ可愛い！！」


服屋に着くと花音はすぐに店内を走り回り様々な服を上に掲げてはうっとりと眺めていた。






恭介と冬馬は何がなんだか分からず、少し戸惑っていた。


あっ、恭介は呼び方を変えたんだ。

冬馬がきょう兄って読んでたからきょうってそのままかと思ったんだけど・・・





実は恭介だったみたい・・・





失礼だった、ごめんねって謝ったらなんかすごいモゴモゴした感じで

『い、いや///俺は別に・・・』






って言ってたから恭介は優しいなって思った。←盛大な勘違い









A「さて、皆そろそろ選び終わった？」


花音「はい！私、これとこれとこれ！！」





そう言って身を乗り出してきた花音の手には三着の以下にも派手な服。

でも、どれも見て目に反して動きやすそうで私はいいのかなと思った。





さと・・・残りの二人は？




恭介「・・・」

冬馬「えと・・・これ、です・・・」







A「おお、いいね！」


恭介と冬馬が選んだのは二人でお揃いの少しダボッとした服。
これも、花音と同じで動きやすそうだ。


花音と比べると少し地味だけど二人にはよく似合いそう。





少し大きいかなあ？

でも、これから冬馬も恭介もぐんぐん伸びるし少し大きめのほうがやりやすいよね。





A「(うんうん)」






心の中で相槌を打つ。







A「分かった。三人の服はそれで決まりね。後は・・・水蓮の分も用意してあげよう。」






花音「すいれん？誰ですか？？」


A「あれ！？言ってなかった？？」






冬馬「はい・・・」









A「水蓮は・・・、私が拾った子だよ。丁度冬馬と同い年くらいで
　 体つきもよく似てるの。
　

　 だから花音、水蓮の服も良かったら選んであげてくれない？」

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