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櫻井 side
“リーダー、”
大野「……。」
“どれ程思い返しても、リーダーらしい事をしてもらった事はなくて、”
相葉「ふふっ、」
大野「む。」
“本当に名ばかりのリーダーですが、”
大野「悪口じゃんか。」
松本「ふっ、」
“あなたのその人柄にいつも助けられていた気がします。”
大野「……。」
“本当は一人でいたくても、私たちと一緒にふざけてくれる。”
大野「……。」
“そんな空間を与えてくれる。”
大野「……。」
“嵐に何かある度、リーダーは言ってくれたね。”
大野「……。」
“大丈夫。俺たち６人なら、きっと大丈夫だから。”
大野「……、」
“この言葉が、私のお守りでした。”
大野「……っ、」
“何があっても、どんな辛い時でも、この言葉を思い返しては何度も救われていました。”
大野「……ん、だよ……、」
“そんなリーダーだからこそ、私たちはついて行こうと思えました。”
大野「……っ、」
“リーダー、これからの嵐もよろしくね。”
大野「ッ……、」
ふとした時、改めてこの人がリーダーなのだと思い知らされる事がある。何も考えていないように見えて、何もしていないように見えて、実は先の先まで読んでいる。
Aだけではない。「大丈夫。俺たち６人なら、きっと大丈夫だから。」俺たちもこの言葉には何度も助けられてきた。智くんがリーダーである事に誰も不満を零さないのは、どんなに足掻いてもこの人を超える事が出来ないから。リーダーらしくないリーダーに、俺たちがついて行こうと決めたのだ。
社長「 “最後に、翔くん……、” ……、」
Aは俺に何を思うだろう。
俺はヨコのように良いお兄ちゃんではない。ヒナのように世話を焼く事も苦手、マルのような深い優しさも、ヤスのように相手の全てを受け入れる器用さも持っていなければ、ニシキが持つ素直さもどこかに忘れてきてしまった。大倉のような人懐こい無邪気さだって欠けている。
すばるのように君を惹きつける魅力もない。
“いつだってそばにいてくれたね。”
櫻井「……。」
“私はそんな翔くんが好きでした。”
櫻井「え……？」
俺たちはすれ違っていたのかもしれない。
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彩佳(プロフ) - めちゃくちゃ感動しました、ほんとに、涙出ました... (2023年3月29日 8時) (
レス) @page16 id: 0b4dc78848 (このIDを非表示/違反報告)
ユキト(プロフ) - 号泣しました、今の大切さ学びました。 (2021年9月3日 16時) (レス) id: 08a263e11b (このIDを非表示/違反報告)
skomiya0617(プロフ) - 泣きました。ステキなお話ありがとうございます (2020年5月8日 23時) (レス) id: 8e4b334675 (このIDを非表示/違反報告)
櫻宮 - あまり小説を見て泣かないのですが。泣いた。ただただ泣いた。ホワイトちゃんを愛する赤さんの気持ち。青さんの覚悟。黄色さん始めとする3人の思い。その思いと覚悟が交錯して絡み合って…。泣きました。感動するお話をありがとうございます。 (2020年3月19日 16時) (レス) id: 95d5f07b44 (このIDを非表示/違反報告)
紅葉(プロフ) - お話とても感動しました！最後のビデオが見たいのですがパスワードが分かりません(´；ω；｀)教えて頂きたいです (2019年12月24日 1時) (レス) id: 3fdaaf6b07 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rii!
| 作成日時：2017年3月21日 20時
