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櫻井 side
彼らの楽屋の前で呆然と立ち尽くすA。
二宮「A……？」
A「すばるくん……、」
ニノの声は届いていない。
楽屋を覗くと俺たちの想像を遥かに超えた光景が広がっていた。
横山「すばる！」
渋谷「ハァッ……、ハァッ……、」
安田「やめよ、そんな……、あかんから！」
横山「すばる、すばる……！」
すばるの身体を抑えるヨコとヤス、それを怯えた様子で眺める他４人。
すばるは荒い呼吸のまま慌てた様子で自身のものであろうカバンを漁っていた。カバンの中から取り出したのは小さな小瓶。焦りと震えで覚束ない手でその小瓶の蓋を開けるが、その行為をヨコとヤスが阻止したために中のものが床に散らばってしまう。
松本「え……、」
相葉「な、に、あれ……、」
床に散らばったものは、やけにカラフルなカプセル剤だった。市販薬ではないだろう、あのようなものを薬局で見た事がない。
では、あの薬は一体なんなのだろう。
渋谷「ハァッ……、離せ、……っ、」
安田「渋やん、あかんから……！」
洗い呼吸、大きな震え、何かに怯え焦った様子。
床に散らばったカプセル剤を掻き集め、そのまま口へ運ぶすばる。その薬が何なのか、どのような作用があるのかはわからない。用法容量も知らない。それでもその服用量は多すぎる。散らばったカプセル剤を掻き集めては含み、掻き集めては含み。どんな薬にせよ、飲み過ぎだと思った。
俺はAを押し退け、すばるの元へ駆け寄る。
櫻井「すばる！落ち着け！」
渋谷「離せ……、っ……！」
横山「すばる、もうあかんて……、」
怖かった。
この薬の正体が、取り乱すすばるが、何がここまですばるを追い詰めたのか、怖かった。
しかしその答えを知りたくはなかった。
すばるをここまで追い込んでしまったのは、もしかしたら。
櫻井「すばるっ！！！」
すばるが持っていた小瓶が虚しい音を立てて床に転がる。
A「え……、」
それはすばるの意識が途絶えた事を知らせる合図だった。
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かぽから(プロフ) - さえぽん∞ｶﾗｱｹﾞというアカウントです。<(_ _)> (2017年3月20日 0時) (
レス) id: ecaec57032 (このIDを非表示/違反報告)
かぽから(プロフ) - はじめまして。かぽからと申します。18歳、そしてこの歌を君へ、両方楽しませていただいております。今回、Twitterのフォロリクをさせていただきました！鍵垢となっておりますが、どうぞよろしくお願いいたします。 (2017年3月19日 23時) (レス) id: ecaec57032 (このIDを非表示/違反報告)
マーガレット(プロフ) - 初めまして！ぜひ番外編や裏話も読んでみたいと思い、フォロリクさせていただきました！マーガレットと申します！鍵アカになっていますが、よろしくお願いしますm(_ _)m (2017年3月8日 17時) (レス) id: 160ab03759 (このIDを非表示/違反報告)
七海(プロフ) - はじめまして！いつもこの小説を泣きながら読ませていただいています！( ノД`)…フォローリクさせていただきました、TwitterではNanami@塩素系と申します。是非よろしくお願いします！ (2017年2月19日 11時) (レス) id: 7ffd2cfdcc (このIDを非表示/違反報告)
いろは(プロフ) - はじめまして！いつも楽しく拝見させていただいております！番外編も是非！と思い、フォロリクさせていただきました。いろはと申します！是非よろしくお願いします(^^) (2017年2月19日 6時) (レス) id: 5a0411815b (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：Rii!
| 作成日時：2017年1月19日 3時
