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恋の石は ページ5

おぎゃー…おぎゃー…

女の子は自分の泣き声で思い出しました。

女の子はぽっくり幸せになくなったはず

なのに

なぜか知らない母親の胸にだかれ、知らない父親に見つめられ、知らない医師におめでとうございます可愛い赤ちゃんですねとお世辞を言われていました。

なんで、なんで私生きてるの。

なんでなんでなんでなんでなんでなんでなんでなんで


お母さんは
「おかえり、ロード」

と言って微笑み

お父さんは
「やっと再開できたか、我が子よ」

と崩れるように泣いています。

なに

何がおこってるの

お母さんとお父さんなの?

なんで別の顔なの?

ホントにお父さんとお母さんなの?

なんで私の名前知ってるの?

女の子はぐるぐる考えたけど、やっぱりわかりませんでした。

結局気持ちはふわふわ気持ちのいい、幸せな気分のままだったから、結構どうでもよかったので途中で考えるのをやめました。

思考放棄ってやつです。

女の子は、生前の事を覚えていたので、前代未聞の天才神童と言われ、もてはやされました。


2年後。

双子の妹ができました。

女の子と同じく、宝石の名前を持ったフローライトと。

女の子の希望で、藍が住んでいた国に居そうな名前
リイナ

その2人が誕生しました。

女の子に妹ができました。

藍は嘘なんか付かず、全部願いを叶えていたのです。

藍方石は→←永遠は



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作者名:明林檎 | 作成日時:2015年3月18日 4時

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