典型的なすれ違い ページ17
一「おはようございます、七瀬さん。」
陸「あ…。おはよう、一織…。」
わぉ気まずそう。大丈夫なんかなほんまに。
万「おめでとう！新曲、今までで一番のセールスだよ！社長に言って、お祝いしてもらわないとね。」
追い打ちをかけたのは万理さんだー！いや万理さんは悪くない。一番売れてるのだって、知名度がついたから。でも、陸くんは気にしいだから…。
陸「そうですか…。あはは、良かった！」
これを世間では空元気と言います。(多分)
一「…。七瀬さん…。」
陸「あっ…。オレ、ちょっと、予定表確認してきます！一織、また後でな。」
ｽｩｰ、、、陸くん！！！(クソデカボイス)
バレバレだよ！！！ねぇ！！！
多分絶対一織くんも気づいとるって！
万理さんも…。
万「どうしたんだろう、陸くん。」
『万理さん！？』
思わず声出てしもうたわ。
え、気づいとらんのですね？万理さん！
一「…なんですか、あの態度！」
万「わっ、びっくりした！」
え、可愛いな万理さん。()
一「こっちは最初から予測してましたよ！私たちが比較されることなんて！へらへら笑って、ありがとーなんて言ってたくせに！あの裏切り者…！」
『どーどー。落ち着いてください？』
万「い、一織くん…。大丈夫？」
一「…。わかりません…。」
『珍しいですね。一織くんが分からないとは。』
一「…誰が1番、あなたに歌って欲しかったと、思ってるんですか…。」
一織くん…。
この2人は圧倒的に会話が少ないな。典型的なすれ違い。大変。
こっちも気になるけど、三月くんも心配やな。三月くんに引っ張られて、ナギくんも暗くなっとる。こんな状況下で、ほんまにこけら落とし公演なんて出来るんか…？
この小説をお気に入り追加 (しおり)
登録すれば後で更新された順に見れます 163人がお気に入り
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告
作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ
作成日時：2023年2月23日 14時
