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十五話(志麻side) ページ18

Aちゃんが倒れてから、何にも食べてないんじゃないかって思うくらい軽い彼女をいわゆるお姫様抱っこをしてうらさんの家まで運んだ

正直なところみんなは考えて行動していて自分だけなんにも考えれず、立っていただけの自分に腹が立った。いちようAちゃんを運んだりしたけど、その前の時間に何か出来ることがあったのではないのかと腹が立って仕方がなかった

う「まーしぃ大丈夫か?…あんまり自分を追い込むなよ。それに、お前だってAちゃんのために言ってやってたじゃんか。お願い。Aちゃんのために話とか聞いてあげて」

し「わかった」

うらさんが声をかけてくれたあとすぐ俺はさっきAちゃんを運んだ部屋に向かった。ドアを開けようと思ったとき、ドアが何にもしてないのに開いて坂田が部屋から出てきた

さ「Aちゃん、あんまり寝れてなかったみたいやで。今はぐっすり眠ってるから大丈夫。センラが今部屋で見てくれてるで」

し「そうか。ありがと。部屋入ってもええ?」

さ「うん。そばにいてあげて」

そう言われて、部屋に入った

見るとベットの横で椅子に座って考えこんでいるセンラさんとべットで眠っているAちゃんがいた

せ「あ、志麻くん。見てほしいんやけどAちゃんのここ、みて」

指を指さしていたところはギリギリ髪の毛で見えない辺りにうっすらと見える大きな怪我だった。だけど倒れた時のものではないようでしばらく時間が経っているように思えた

せ「この傷とか他にもこことか…腕なんかもっとやばいよ。人から殴られた後とか、刺し傷。自分でやったような傷まで。ただ自分のやつは新しいものはなさそうやね」

センラさんが真剣な顔でAちゃんを見てそういった。つまりは、

し「暴力を受けて、しかも自分も自分で痛めつけてたってこと?」

せ「そういうことになるね。あと"大人が殴ったような大きな傷もいくつかあるし"学校だけ"じゃなさそうやね。最近の自分でやったやつがないのはなんかきっかけがあるんやろな」

そういった瞬間Aちゃんのいった"命の恩人"という言葉が頭に浮かんだ

し「じゃあ命の恩人っていうのはこういうこと?」

せ「それもあるんでしょうね。他にもまだまだありそうですけど」

さすがセンラさんや。いろんなところまで観察して考察するのがとてもすごいなと思いながら、俺はこういう考えにたどり着いた

し「てことはAちゃんは身近で大人や同い年の子に暴力を振るわれてたってこと?」

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設定タグ:志麻 , 歌い手 , 浦島坂田船   
作品ジャンル:恋愛
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ほぷる(プロフ) - 玲さん» コメントありがとうございます!楽しんでもらえてとても嬉しいです!これからもいろんな展開を考えていこうと思います!頑張りますね! (2018年4月29日 15時) (レス) id: d26c9f47f6 (このIDを非表示/違反報告)
- こんばんは!初めてコメントさせていただきます!いつも更新お疲れ様です!いつも楽しく読んでます!色んな展開があってドキドキワクワクしてます!頑張って下さいね!応援してます! (2018年4月29日 3時) (レス) id: ce5b0cae99 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:ほぷる | 作者ホームページ:なし  
作成日時:2018年2月26日 15時

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