*35*夜中なんで ページ37
「ね…もう俺、限界…ダメ…?」
「「「「ダメ」」」」
「うぅっ…」
瞳をうるませて、痺れたらしい足を押さえる店長。
…いやッ、たってもらわなきゃ申し訳ない!
『てっ、店長っ、立ってください!』
「A〜…」
私を見上げる店長。
かわいらしい甘えたような声は仕様である。
「…A、いいの?」
アンさんが心配そうに私のほうを見る。
それに、私は首を縦に振って。
『いいんです。倒れたのだって、私が悪いんだし…』
「…っ、でも」
「アン」
なおも食い下がるアンさんの肩に、灯油さんがポンと手を置いた。
アンさんは、ぐっと何かを飲み込んだような顔をして。
「…分かったよ」
「よし」
満足そうに頷く灯油さん。
その瞳が限りなく優しいことに、私はもう気づいていた。
そこで、ころあいを見計らったかのようにしゃむくんが後ろから声をかける。
「Aー、お腹すいてない?」
『あ…』
ふと気づけば、お腹がすいていた。
よく考えれば、私、昼ごはんも食べていないわけで。
『すいた、かも…』
私が頷くと、しゃむくんは笑って。
「そかそか。じゃあさ、台所に確かパンがあったから、持っておいで」
『うん』
台所―…と思うが。
…台所とは、どこなのだろう。
そういえば、家の中の案内も途中で終わっていた。
…私のせいなのだが。
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来賓 - 天月さんだったら天「〜〜」みたいな感じにしてもらえると嬉しいです!お願いします(・ω・`人) (2017年9月28日 19時) (レス) id: 00ddd4f313 (このIDを非表示/違反報告)
カノン - 読み返し3回目です! (2017年8月8日 12時) (レス) id: 451c3d138b (このIDを非表示/違反報告)
CORITTK2(プロフ) - 読み返し10回目(*^^*)なう〜(*´ω`*) (2016年11月27日 0時) (レス) id: 6ac753d7da (このIDを非表示/違反報告)
遥 - 読み返し3週目なうです (2016年11月11日 22時) (レス) id: b5ff9d8745 (このIDを非表示/違反報告)
彩乃_ayano(プロフ) - 何度読み返しても最高です(*´-`) (2016年9月20日 7時) (レス) id: 1e4aaa14fc (このIDを非表示/違反報告)
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