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まふまふside
う、ええええぇぇぇぇ……………!??
さっきの、なんだったの…!?
夢?幻聴??
でも、たしかに聞こえた。Aの言葉。
僕に、『会いたい』って。
僕はチラッとAを横目で見てみる。
いたって普通に座っている、けど……
耳、真っ赤だ………。
「…よし!こんなもんかな!!」
「すげー買ったんやなwこーしてみると」
「なんか作ります?」
「あ〜、でもその前にあの子に挨拶くらいしとかんと。まふ〜」
「へっ、ああはい!!」
さかたんに呼ばれて、どたどたと台所に向かう。
…いつ見てもキャラ濃いなぁ、この人達。
そんなことをぼんやり考えながら、Aが座っている部屋に4人を案内する。
4人の姿を見た瞬間、Aが少しおびえたようにソファから立ち上がった。
「ここ座ってええー?」
「へ?あー、いいよ。どうぞどうぞ」
「おぁ、まふてるふんじゃった」
「あ、うらたんひどいきらい」
すると、それまで黙っていたAが、「お友達ですか…?」と
若干不審そうに4人を見つめた。
…そういえば人見知りだったんだっけ。Aって。
まあ1年近くも外の人間と関わってなかったんだから、仕方ない。
そらるさん一人だけ、とか少人数ならまだ大丈夫なんだろうけど、
一気に人数増やしすぎたかなぁ。
かわいそうなことしちゃったかも……
「お、そうそう。お友達やで!俺は坂田!坂田明っていうんや!」
「坂田……くん…?」
「わ、もう名前呼んでくれるん!うれしいなぁ」
……すごっ、さかたん。
いとも簡単にAと打ち解けてる。
さかたんを引き金に、うらたん、志麻くん、センラくんがつづく。
「俺、うらたぬきね!浦田渉!」
「(たぬき……?)うっ、浦田くん?」
「俺は月崎志麻。志麻…でもええし、呼び方はなんでも」
「えっと、じゃあ……志麻くん…で」
「おう、よろしくな。」
「えーと、僕センラっていいますー、サラリーマンやってますー、よろしゅうお願いしますー」
「へ、あっ、せ、センラくん…!?」
「あ〜、ちゃうやろ、センラ!君の名は!?」
「胸毛っちょ!!!www」
「だまっとき変態ほくろ!!www」
あああ、ちょっと!Aに変なこと教えないで!
ほら、A固まっちゃってるじゃん……
もう、これだから浦島坂田船は!!
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夕焼涙雫(プロフ) - 栗原 真白さん» 面白かったですよいー(*ゝω・*) (2018年9月23日 6時) (レス) id: 76522a65f0 (このIDを非表示/違反報告)
栗原 真白 - 夕焼涙雫さん» ほ、ほんとですか…?!嬉しいです、ありがとです…!! (2018年9月22日 19時) (レス) id: 0170d3c859 (このIDを非表示/違反報告)
栗原 真白 - Canpasuーキャンーさん» ありがとうございます(*>ω<*) (2018年9月22日 19時) (レス) id: 0170d3c859 (このIDを非表示/違反報告)
夕焼涙雫(プロフ) - 完結じゃー!時間がある時(=休日)に読み返そう (2018年9月20日 6時) (レス) id: 76522a65f0 (このIDを非表示/違反報告)
Canpasuーキャンー(プロフ) - 完結(?)お疲れさま!そらるさんの次回作、楽しみにしてるよ! (2018年9月19日 20時) (レス) id: 1cab1691ff (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:青瀬真白 | 作成日時:2018年6月26日 6時